公開日時 2025年10月25日 05:00

石垣市内で撮影開始 映画「尖閣1945」、来夏公開
クランクインした映画「尖閣1945」の撮影現場=15日、石垣漁港

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琉球新報朝刊

 【石垣】太平洋戦争末期にあった「尖閣列島戦時遭難事件」を題材にした映画「尖閣1945」が15日、クランクインした。撮影は全て石垣島内で進め、11月下旬ごろにクランクアップする。映画は来夏に石垣で先行上映し、順次全国で公開する。
 映画の総事業費は3億円。門田隆将氏の著作「尖閣1945」(産経新聞出版)が原作で、監督は「島守の塔」で監督・脚本を務めた五十嵐匠さん。0~89歳の市民200人以上が出演する。15日は八重山漁協付近の石垣漁港で撮影があった。住民らを乗せた疎開船が米軍の攻撃を受け、尖閣諸島に漂着するシーンを撮影した。
 五十嵐監督は「戦後80年、知られざる尖閣諸島で起こったヒューマンヒストリーを劇映画化する。全国の皆さんにお届けできる日を楽しみにしている」とコメントを発表した。
(照屋大哲)

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