グローバルボーイズグループ“INI”の初のドキュメンタリー映画「INI THE MOVIE『I Need I』」が2025年10月31日(金)より全国公開となる。
本作は 2021年6月、日本のエンターテイメント界で過去最大級の番組制作規模となったサバイバルオーディション番組「PRODUCE 101 JAPAN SEASON2」で選ばれた11人で結成されたINI(アイエヌアイ)の2021年11月のデビューから現在まで、約4年間の姿を映し出した 自身初のドキュメンタリー映画作品。
熱いライブパフォーマンスの様子、信頼や思いやりを感じるメンバーたちの絆が映しだされるのはもちろん、はたから見れば順風満帆としか思えない彼らの活動が、実は願い通りにはいかず、悔しい思いや苦悩する姿などもリアルに描かれている。 そんな時にもいつもMINI(※INIのファンの呼称)の存在が彼らの心の支えになっている。
本作の中には、さまざまなINIの姿や表情を見ることができる。結成時に誓った「ミライへ羽ばたく」を常に心に、互いに支え励まし合って今日まで走り続けて来た姿を映し出した本作は観る者に大きな感動を与える。
タイトルの『I Need I』には、 「僕たち(I)が あなた(I)と繋がっていく(Network)」というINIの出発点から始まり、約4年間をメンバーとMINI(ファンネーム)の皆さんと共に過ごしてきた中で、「お互いが必要な存在(Need)」となっていくという想いが込められている。
公開に先駆け 10月23日(木)、完成披露プレミア試写会が TOHOシネマズ六本木 スクリーン7にて行われ、INIメンバー11名が登壇。 映画にまつわるトークやフォトセッションを行った。

【韓ペンオリジナルレポ】
本作品主題歌「君がいたから」の感動的な楽曲をバックにメンバーが会場となったスクリーン7に姿を見せると、大きな拍手と歓声が起こった。
木村柾哉「今日は映画の魅力を伝えていけたらと思います」
髙塚大夢「上映前の登壇なので観終わったあとの みなさんの顔が見られないのが寂しいです」
西洸人「(観るにあたり)ティッシュの準備だけお願いしますね!」
田島将吾「僕たちの自信作なので期待してください!」
など、一人一人挨拶をした。

すでに映画を鑑賞したメンバーたち。 観ての感想を聞かれ
木村柾哉 「ドキュメンタリーのお話をいただいた時は僕らの裏側が映画になるものなのか不安もありましたが、完成作を観たら全米が泣くだろう大傑作で(笑) それぐらい濃くて全部が詰まっている映画になったと感じました」
佐野雄大 「今回、佐野雄大役を演じさせていただきました、佐野雄大です!(笑)」
と まず、映画ならではのジョークで会場を和ませたあと
佐野雄大 「表に立っている時間より、裏の時間の方がとても長いので、そこに密着していただきこうやってみなさんに細かいところまで観ていただけるのはすごく嬉しいです」
と、全員出来栄えにはかなり満足しているようだった。
佐野雄大
試写室で、メンバー揃って完成作品を鑑賞した時について
藤牧京介 「全体的に感動シーンがありますが、特にラストは感動的で。 映画が終わって隣を見たら迅がめちゃくちゃ泣いていて(笑)」
この言葉にメンバーたちも賛同。 5~6離れた席までも松田が鼻をすする音などが聞こえて来たらしい。
松田迅 「何箇所かグッとくるシーンがあるのですが、こういうこともあったとか、この時は色々大変だったとか振り返りながら観るのは何かグッと来るものがありました。ずっとカメラが回っていましたが、それを意識することもなく素の状態を出せていたので、そういうところも伝わればと思います。INIを知らない人も楽しめる作品になっていると思います」
と、自分たちの歩いて来た道を改めて映像で振り返り、いろいろな状況や感情が思い起こされたようだった。 「僕も泣いていたけれど映画内の木村柾哉の方がもっと泣いていた」と言う松田迅の言葉を素直に認める木村柾哉だった。メンバーとして、そしてリーダーとして思い出すことも多かったのだろう。 映像ではさまざまなできごとで美しい涙を流す。
松田迅
映画を観ていて感じたことを聞かれると
松田迅 「(尾崎)匠海はやっぱりスーパーアイドルだと思うシーンがいくつかありました! リハーサルでコーヒーを作りながら『みんなコーヒー好き? 俺とどっちが好き??♡』とか、誰もいない席に向かって言ってて~ (笑) あれを見ていて、匠海を推す人たちの気持ちがわかったな~って(笑)」
ちなみに、その場にいたスタッフからは 「コーヒー(の方が好き)だよ」というお答えが飛んでいたそうだ…
常にカメラで撮影されていたことについての気持ちを聞かれ
尾崎匠海 「京セラドーム公演の前くらいにカメラがつくと言われましたが、しれっと馴染んでいてカメラも気持ちはINIになっていたから全然気にならなかったです」
一人一人のインタビューや裏側など、自分がいないシーンで「他のメンバーはこんなこと思っていたのか」とか「こんなことがあったんだ」と感じたシーンを聞かれ、
尾崎匠海 「(藤牧)京介と (木村)柾哉くんのシーンを楽しみにしていてください」
と、二人の中で起こった何かが映像で映し出されることを予告した。
尾崎匠海
本作ではステージのかっこいいパフォーマンス、そのための準備期間など日頃なかなか見ることができない裏側の様子まで描かれているが、一番の見どころを聞かれると
許豊凡 「去年、6TH SINGLE『THE FRAME』 をリリースしたのですが、その時の INIにとってもMINIのみなさんにとっても<INI史上一の出来事>がフォーカスされた部分があります。その時の僕たちの心境や、一週間を一緒に振り返っていただけたらと思います」
とINIにとってその1週間がかなり大切な期間だったことを伝えた。
許豊凡
過去映像と今年9月のライブ映像を見比べ、進化・成長したと思ったところについて
西洸人 「たくさんステージを踏ませていただいたのでよりパワフルになり、目に見えてみんな自信がついていると思います。 僕自身は、以前はひたすらがむしゃらにパフォーマンスという感じだったのが、最近では曲の中身を伝えようという余裕を残すようになりました。パフォーマンス中、メンバー同士お互いに目を見合わせたり、その瞬間を共有しているという感じが楽しいです」
田島将吾 「メンバーに対していろいろ思った時もあったのですが、今ではそういう部分も理解できるようになり、新しい絆が結ばれてINIとして一緒に前に進んでいこうとしているのを感じられたり、このメンバーも自分と同じことを思っていたんだということをこの映画を観て知ることができて今、幸せです♡」
と、オーディションで初めて出会うまでは別環境にいた11人がINIを結成し、一緒に過ごすことになった過程で精神面においてもパフォーマンスにおいても様々な変化が起こっていったことを明かした。
西洸人
常に上に向かって進んで行こうという原動力はどこから生まれるのかを尋ねられ、
髙塚大夢 「MINI以外には無いんじゃないですか? 本当にそれ以外無いと思います。映像内にMINIのコメントがちょこちょこあるのですが、それがグッとくるんです。 『INIのおかげで頑張れている』とか言うMINIの言葉を聞くと、もっとMINIを喜ばせたい、もっともっと頑張らなくちゃと思うし、期待してくれているからこそ、それ以上のものを返さなきゃって4年間ずっと思っています」
後藤威尊 「やっぱりひとえにMINIがいてくれたからです。シングルを出したりする度に、常にかっこいい自分を更新したいし、MINIにちょっとでもかっこいいと思ってもらいたいので、しんどい時も自分を奮い立たせ、つらいことも乗り越えて来ました」
後藤威尊
本作の主題歌である「君がいたから」は 藤牧京介、尾崎匠海、佐野雄大、髙塚大夢、後藤威尊、池﨑理人の6名が作詞に参加している。この曲はメンバーとMINIが共に過ごして来た中で「お互いが必要な存在(Need)」となっていくという想いがこめられた映画タイトル「I Need I」と呼応するアンサーソングだが、その制作過程について
藤牧京介 「(木村)柾哉が万博で言った言葉や、INIとMINIのこれまでの道のりとか絆を歌詞に込めました。6人で書いたけれど、まるで一人が書いたようなまとまりのある歌詞になったと思います」
木村柾哉 「3周年というくくりで改めて振り返り、今までライブで話さなかったことを話そうとしたらこみ上げるものがあって…。 その時に言った言葉を京介が受け取ってくれて。 まさか自分が発した言葉が歌詞になるとは思っていなかったので、すごく大切に歌わせてもらっています」
と、主題歌はINIの熱い想いと友情がたくさん詰め込まれた楽曲になっていることを明かした。
木村柾哉
ここからは、今、自分の左隣にいるメンバーに「〇〇さんがいたから〇〇なんだ」というメッセージを事前に書いたフリップを見せながらトークすることに。
◆池﨑理人➡ 佐野雄大 【ゆだがいたからINIは男子校】
池﨑理人「雄大お兄ちゃんはバラエティ特攻隊長でいつも笑わせてくれて、一緒にいると男子校・小学校みたいな気持ちに戻れます。ありがとう、ゆだぽん♡」
◆佐野雄大➡許豊凡 【おふぇんたんがいたから僕たちが気づかないこともマネジメントしてくれてとても助かっています】
佐野雄大 「豊凡はいろいろ確認してくれて知識も幅広くて、INIがここまで活動できているのもふぇんたんのおかげだということを伝えたくて」
池﨑理人 「グッズの在庫とかも確認してくれたり」
◆許豊凡➡後藤威尊 【たけるがいたからINIは常に元気いっぱい】
許豊凡 「みんな疲れている日も威尊だけはいつもポジティブで元気づけてくれるおかげで乗り越えられるから」
◆後藤威尊➡藤牧京介 【きよがいたから僕たちは安心してボケることができる】
後藤威尊 「いつもつっこんでくれて、MCも上手で、自由にボケまくる僕たちを京介がつっこんでくれるという安心感がいつもあるから」
藤牧京介
◆藤牧京介➡木村柾哉 【まっちゃんがいたからINIがある!】
藤牧京介 「オーディションの時から、そしてINIになってもリーダーとして責任感を持ってひっぱってくれるから」
◆木村柾哉➡髙塚大夢 【ひろむんがいてくれたからバンドを結成できた!!】
木村柾哉 「名古屋ドームで、4人でバンドを組んだのもひろむんがいなかったらできなかった。出会わなかったら開かなかった扉が、出会えたことで開けたから」
髙塚大夢
◆髙塚大夢➡尾崎匠海 【たくみがいたからフェスがしまる‼】
髙塚大夢 「フェスの十八番曲にもなっている「HERO」の時、いつもイントロからブチ上げてボルテージを上げてくれる。「HERO」を歌っている時の匠海は匠海じゃない(笑)」
◆尾崎匠海➡西洸人 【西がいたから INIがある】
※なんと、先ほど藤牧京介が木村柾哉に対して書いた言葉と同じで、パクったのではとメンバーからつっこまれ必死で否定する尾崎)
尾崎匠海 「西くんは常に前にいてくれる。 新しいことを先陣をきってやってくれるから、僕たちもチャレンジしてみようと思える」
◆西洸人➡松田迅 【MJがいたから癒される】
西洸人 「最年少で元気いっぱいで美人で癒されるから」
◆松田迅➡田島将吾 【しょうごひょんがいてくれたから誕生日が楽しみ】
松田迅 「毎年誕生日に自作・手書きの焼肉券をプレゼントしてくれるんです。おごってくれるという券で」
田島将吾 「でも一回も使わないんですよね」
松田迅 「それは何故かというと、将吾ひょんと 一緒に食事に行くと「今日、迅は頑張ったから支払いはナシでいいよ」って言ってくれるんです。毎回、「今日は(支払いはしなくて)いい」って言ってくれるんです」
と、田島将吾の男気を感じる素敵なエピソードが松田迅から披露された。
田島将吾
◆田島将吾➡池﨑理人 【理人がいたから人を理解しようと思えたんだ】
池﨑理人 「理人の文字を分解してくれたんだ!」
田島将吾 「理人はめちゃくちゃ優しくて、人を思いやる気持ちがあって。 僕が落ち込んだ時もサウナに誘ってくれたり。僕ももっと人を理解しなくちゃと思うきっかけになっています」
と、メンバーそれぞれ日頃はなかなか言えない気持ちを伝えあった。
池﨑理人
フォトセッションをはさみ、最後にリーダーの木村柾哉から
「INIの4年間の 嬉しい、悲しい、悔しいもムカつくも、全部がこの映画に詰まっています。たくさん泣いて、笑って、癒されて、僕たちの歴史を見届けていただけたらと思います。是非楽しんでください」
と、来場者やこれから楽しみにしている人たちに向けてメッセージが語られ、舞台挨拶は終了した。
楽しいことも困難も一緒に乗り越えることで強い絆が生まれていく過程が描かれた、INIの軌跡を綴る「INI THE MOVIE 『I Need I』」は10月31日(金) 公開となる。
text & photo : Chizuru Otsuka

「INI THE MOVIE『I Need I』」 概要


【作品概要】
作品タイトル:「INI THE MOVIE『I Need I』」公開日:2025年10月31日(金) 全国公開
出演:池﨑理人、尾崎匠海、木村柾哉、後藤威尊、佐野雄大
許豊凡、髙塚大夢、田島将吾、西洸人、藤牧京介、松田迅監督:榊原有佑 武桜子 原田大誠
製作:LAPONE ENTERTAINMENT 東宝
制作プロダクション:吉本興業
制作協力:and pictures Your Films製作幹事:東宝
配給:TOHO NEXT 吉本興業
公式サイト:https://ini-official.com/feature/movie_ineedi
デビューから現在までの約4年間のメンバーの姿を映し出したINI初の映画作品。
タイトル『I Need I』には、「僕たち(I)があなた(I)と繋がっていく(Network)」というINIの出発点から始まり、約4年間をメンバーとMINI(ファンネーム)の皆さんと共に過ごしてきた中で、「お互いが必要な存在(Need)」となっていくという想いが込められている。
【作品紹介】
『I Need I』――その繋がりは、“かけがえのない”ものになった 2021年6月、「ミライへ羽ばたく」と誓ったあの日から、4年。
「INI」というグループ名に込められた、「あなたと繋がっていく」という想い。
11人で夢を追い、駆け抜けてきた道も、立ち止まる日もMINIと繋がっていくことで走り続けてこられた。順風満帆に見えたそんな彼らにもスポットライトの裏で言葉にならなかった本音、迷いがあった。
仲間と支え合い、MINIと歩んできた4年間が、今、スクリーンに刻まれる。
INI待望のドキュメンタリー映画。
今、彼らは語りはじめる――
これは、INIとあなたが繋いできた、かけがえのない“居場所”の記録。
【主題歌】
「君がいたから」/INI(※作詞参加:池﨑・尾崎・後藤・佐野・髙塚・藤牧)
2025年10月31日公開、INI初のドキュメンタリー映画「INI THE MOVIE『I Need I』」主題歌として書き下ろされたバラードソング。デビューから現在までの約4年間のメンバーの姿を映し出したINI初の映画作品である本作。「僕たち (I)があなた(I)と繋がっていく(Network)」というグループの出発点から始まり、メンバーとMINIが共に過ごしてきた中で
「お互いが必要な存在(Need)」となっていくという想いが込められた映画タイトル「I Need I」と呼応するアンサーソングであり、メンバー自身が作詞を手がけ、歌詞にはこれまでのグループヒストリーが垣間見える。重なり合う歌声がメンバー同士、そしてMINIとの確かな未来を確かめ合うような、温かなバラードソングに仕上がっている。
クレジット:©2025「INI THE MOVIE『I Need I』」製作委員会
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■タイトル:「INI THE MOVIE『I Need I』」
■公開表記:2025年10月31日(金)
■コピーライト:Ⓒ2025「INI THE MOVIE『I Need I』」製作委員会




