寛一郎
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 俳優の寛一郎(29)が24日、NHK「あさイチ」(月~金曜前8・15)にゲスト出演。俳優を志した訳を明かした。

 祖父が2013年に90歳で亡くなった俳優の三國連太郎さん、父が俳優の佐藤浩市(64)という俳優一家に生まれ、子供の頃は「絶対に俳優にはなりたくないと思っていた」と言う。

 その理由を「斜に構え始めて。世の中が好きじゃないみたいな。初めて経験する社会が幼稚園。小学校からじゃないですか。その軋轢じゃないんですけど…他者から言われることが急激に多くなった時期。それまでそんなに嫌じゃなかったことが、他者から言われて初めて気づくというか。何か嫌だな。“俳優になるんでしょ”“お父さん俳優でしょ”って言われるのも嫌だった。その反発から“絶対ならないです”って言っていた気がしますね。17、18歳くらいまではそうだった」と語った。

 だが、小さいころから佐藤に連れられて撮影現場に行っていたことで「父親に対する格好良さとか尊敬はあった」と言う。周囲の声に反発していた時期もあったが「でも自分の将来を考えるうちに、自分は本当は役者をやりたいのかもなってことを反すうしていくうちに本当に思って。1回チャレンジしたいな」と思うようになった。

 佐藤には「伝えましたね。本当に、ちゃんともう後に引けないというところまで自分で色々進めて行って、そこが出来た状態で父親に言いましたね。“役者になろうと思う”。そうしたら“そうか…”みたいな感じでほっぽを向く。聞くところによると、三國さんに伝えた時に自分もそう言われたという。そのシーンの再現を親父自身が演じていたんだろうなと思いながら。そんな感じでしたね」と振り返った。

 また、父に似ていると思うことはあるか?と聞かれ「あります、あります」と言い、MCのお笑いコンビ「博多華丸・大吉」の博多華丸が、寛一郎が出演しているNHK連続テレビ小説「ばけばけ」の中でこめかみを指でかく仕草が似ていると「凄く思ったんです」と明かすと「なんなんですかね。似てきますね。10代、20代前半の頃はあまりなかったですけど、だんだん仕草が似てくるというか。不思議な気持ちになります」と苦笑していた。

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