毎⽉24⽇にTOHOシネマズの劇場で特別上映されるスタジオA24×ハピネットファントム・スタジオ配給作品の第11弾が『パスト ライブス/再会』に決定。11月24日(月・祝)にTOHOシネマズ日比谷、TOHOシネマズなんばで上映となる。

【写真を見る】来場者プレゼントとして配布される『パスト ライブス/再会』特製ステッカー【写真を見る】来場者プレゼントとして配布される『パスト ライブス/再会』特製ステッカー[c]Twenty Years Rights LLC. All Rights Reserved

本作は、ソウルで初めて恋に落ちた幼なじみの2人が、24年後の36歳、NYで再会する7日間を描くラブストーリー。物語のキーワードは「運命」の意味で使われる韓国の言葉“縁(イニョン)”。見知らぬ人とすれ違った時、袖が偶然触れるのは、前世(PAST LIVES)でなにかの“縁”があったから。久しぶりに顔を合わせた2人は、ニューヨークの街を歩きながらこれまでの互いの人生について語り合い、過去自分たちが「選ばなかった道」に想いを馳せる。

メガホンをといったのは、本作で鮮烈な長編映画監督デビューを飾ったセリーヌ・ソン。監督自身が12歳の時、家族と共にソウルからトロントへ移住し、その後ニューヨークに移った体験を元に執筆したオリジナル脚本は、デビュー作ながら各国の映画賞を席巻した。ゴールデン・グローブ賞では、作品賞、監督賞、脚本賞、主演女優賞4部門へ、アカデミー賞では作品賞、脚本賞へのノミネートをはたした。その年映画祭を賑わせたヨルゴス・ランティモス、クリストファー・ノーラン、マーティン・スコセッシなど、映画界を代表する名匠たちと肩を並べたソン。まさに彗星の如く現れ、一気にスターダムを駆け上がったフレッシュな才能だ。

日比谷では、上映後にお笑いコンビ令和ロマンのくるまをゲストに招いてのトークイベントを実施。初出演映画が公開し、活躍の場をさらに広げるくるま。「映画は絶対に一人で観たい」派というくるまによる映画へのこだわりや気になる存在として注目している“A24”、その作品群の魅力についても語られるようだ。NetflixやAmazonプライムの番組で、小泉今日子やYOU、ラランドのサーヤと多くの恋を見守り、分析してきたくるまは、主人公たちの関係性、そして“イニョン”という概念をどう読み解くのだろうか?

また来場者プレゼントとして、特製ステッカーが配布。さらに全国のTOHOシネマズでは、全作品来場者(先着限定)へ本国ビジュアルをあしらったポストカードをプレゼントされるとのこと。

これからのA24×ハピネットファントム・スタジオの新作では、ホアキン・フェニックスやエマ・ストーンなど豪華キャストが集結したアリ・アスター最新作『エディントンへようこそ』(12月12日公開)、アレックス・ガーランド監督の新作『ウォーフェア 戦地最前線』(1月16日公開)が控えている。『パスト ライブス/再会』の特別上映とあわせて、今後もA24製作作品に注目していきたい。

文/鈴木レイヤ

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