『映画クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲のロボと一ちゃん』(14)の監督、高橋渉最新作となる『トリツカレ男』(11月7日公開)。このたび、本作のミュージカルシーンを捉えた本編映像の一部が公開された。
【画像を見る】劇中歌、主題歌などを収録した『トリツカレ男』オリジナル・サウンドトラックの配信&発売も決定[c]2001 いしいしんじ/新潮社 [c]2025映画「トリツカレ男」製作委員会
長年多くのファンから愛されている、いしいしんじによる同名小説をミュージカルアニメーションとして映画化した本作。なにかに夢中になると、他のことは一切見えなくなってしまうことから、周囲に“トリツカレ男”と呼ばれている主人公ジュゼッペの声を佐野晶哉、ジュゼッペが恋に落ちるヒロイン、ペチカの声を上白石萌歌、ジュゼッペの相棒であるハツカネズミのシエロの声を柿澤勇人が担当する。
今回解禁されたのは、ミュージカルシーン解禁第二弾として、ジュゼッペとペチカが歌う劇中歌「ファンファーレ ~恋に浮かれて~」の本編映像の一部。解禁された映像では、出会ってワクワクしながら徐々に距離が近づいていくジュゼッペとペチカの様子が色彩豊かに映しだされ、多幸感あふれるミュージカルシーンに仕上がっている。本楽曲について佐野は「出会ってすぐのソワソワ感、君のことをもっと知りたいというワクワク感が溢れていて、歌っていてすごく楽しかった」とコメント。楽曲を制作したAwesome City Clubのatagiは、「ジュゼッペとペチカの距離感や対話をイメージして作った」と2人の関係性を表現し、心情やシーンに合った楽曲作りを意識したとコメントを寄せている。キラキラとした恋の始まりの高揚感をアップテンポなリズムにのせて見事に表現した、ジュゼッペとペチカの掛け合いは必見だ。
さらに、劇中歌、主題歌などが収録された『トリツカレ男』オリジナル・サウンドトラックが11月5日(水)に配信、11月19日(水)にCD発売されることが決定した。9月に行われたプレミア上映会で披露した佐野と上白石が歌う劇中歌「ファンファーレ ~恋に浮かれて」、シエロ役の柿澤が相棒ジュゼッペを想って歌う劇中歌「Snowish」、Awesome City Clubによる主題歌「ファンファーレ」など、作品世界に浸れる楽曲の数々が完全収録される。
荒川眞嗣が描き下ろしたAwesome City Club「ファンファーレ」のジャケット写真[c]2001 いしいしんじ/新潮社 [c]2025映画「トリツカレ男」製作委員会
そしてAwesome City Clubによる主題歌「ファンファーレ」の配信も11月5日(水)に決定。主題歌は、劇中歌「ファンファーレ 〜恋に浮かれて〜」をもとに、歌詞およびアレンジを新たに構築し、観客をエンドロールまで物語の余韻に浸らせる仕掛けとなっている。さらに本作のキャラクターデザインを担当した荒川眞嗣による描き下ろしジャケット写真も公開。映画の世界にAwesome City Clubが入り込んだようなイラストで、楽曲と映画のイメージを繋げるジャケット写真となっている。
大好きなペチカのために奔走するジュゼッペが起こす奇跡とは?せつなくまぶしいラブストーリーミュージカルに期待が高まる。
文/サンクレイオ翼
※高橋渉の「高」は「はしご高」が正式表記