「ベイビーわるきゅーれ」シリーズや「ネムルバカ」などの阪元裕吾監督・脚本・プロデューサーが手掛ける、フリーで殺しを請け負う殺し屋”国岡昌幸”の日常を追うモキュメンタリ―「国岡」シリーズの第3弾。
アルバイトで生計を補う日々を送る殺し屋の真中卓也は、ある日、仕事で大きなミスを犯してしまい、命の危機にさらされる。
同じ殺し屋である国岡昌幸に救われるも、その一件が原因で謹慎処分に。
そんななか、京都殺し屋ランキング元祖1位である父親が現れ、真中を無理やり実家に連れ去ってしまう。
家の手伝いに徹する真中だったが、様子を見に来た国岡の言葉に触発され、再び殺し屋として道を歩む決意を固める。
出演は、京都最強の殺し屋、国岡役の伊能昌幸が続投、前作「グリーンバレット」で国岡の相棒として頭角を現した真中卓也役の松本卓也がW主演を務める。
出演は、「街の上で」などの上のしおり、「最強殺し屋伝説国岡」シリーズの大坂健太、「さよならエリュマントス」などのRio、「白石晃士の決して送ってこないで下さい」などの沖田遊戯など。
アクション監督は、「侍タイムスリッパー」の垣内博貴。
主題歌は、東京初期衝動。
映倫区分G
2025年作品
日本映画
配給はキングレコード
製作会社は「フレイムユニオン 最強殺し屋伝説国岡[私闘編]」製作委員会
上映時間103分
シリーズは全部観ています。
「ベイビーわるきゅーれ」シリーズほどではないですが、好きなシリーズです。
面白いです。
モキュメンタリーでシリーズものとはいえ、完全に阪元裕吾監督ワールド全開。
国岡ワールド全開。
今作はヘタレな真中卓也にフューチャーしてます。
これまで酒に逃げてばかりで、泣きつく先は国岡だった真中卓也が本気になります。
ちゃんとシリーズとして進化しています。
アクションシーンもちゃんとブラッシュアップされていますね。
そしてちゃんと大笑いできるものではないですが、サクッと笑かせにきてくれます。
「ベイビーわるきゅーれ」シリーズとはテイストは違うけど、このシリーズも面白いです。
アクションも相変わらずバリエーションが多い阪元裕吾監督ワールドだし、ゆるさもいいですね。
このバランスが最高です。
個人的にはシリーズで一番面白かったかも。
まだ、大きな資本が入っていないこのシリーズなので、これはずっとこのテイストでやってほしいです。
「ベイビーわるきゅーれ」シリーズは、ちょっと大きくなってきましたからね。
あれはあれでいいんですが、「最強殺し屋伝説国岡」シリーズは是非このままの感じでお願いします。
全体的に、構成もいい感じですね。
セリフもエッジが効いている。
カメラアングルもいつものようにいい。
なんせ、アクションシーンは迫力なるのに、資本も含めて地味なのがいいですね。
それに伏線の貼り方、クライマックスでの回収も面白いです。
■興行収入予想
現段階では上映館数33館と少ない。
10月17日(金)からの公開。
同日の公開作品は、「死霊館 最後の儀式」、「ストロベリームーン 余命半年の恋」、「おーい、応為」、「さよならはスローボールで」、「劇場版「OFFICIAL HIGE DANDISM LIVE at STADIUM 2025」」、「劇場版『牙狼<GARO> TAIGA』」、「デザート・セッド・ダンス」、「後朝の花雪」、「KIDS/キッズ」、「シンハードリ」、「藤本タツキ 17-26 Part-1」、「藤本タツキ 17-26 Part-2」など。
阪元裕吾監督作品では、2021年の「ベイビーわるきゅーれ」の興行収入は不明。
2023年の「ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー」は、約2,000万円。
2024年の「ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ」は、約5,000万円。
「最強殺し屋伝説国岡」シリーズの興行収入はどれも不明。
さて、今作はどうか。
シリーズものだし、元々大ヒットしている作品ではないので、興行的には厳しかな。
初登場圏外スタートと予想。
最終興行収入は2,000万円と予想。
星3つ半(5点満点)
★★★☆
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