窪塚洋介と松田龍平がW主演する『次元を超える』の豊田利晃監督が第58回シッチェス・カタロニア国際映画祭「ニュービジョン」部門にて日本人監督として初めて最優秀監督賞を受賞した。

孤高の修行者・山中狼介(窪塚洋介)は、危険な宗教家・阿闍梨(千原ジュニア)の家で行方不明になる。一方、謎の暗殺者・新野風(松田龍平)は、狼介の彼女・野々花(芋生悠)から捜索を依頼される。

やがて、狼介と新野は法螺貝に導かれて狼蘇山で対面し、次元を超えて鏡の洞窟で対峙する。過去から現在、そして未来を駆け巡り、日本から地球、さらに宇宙に辿り着いた、彼らが見たものとは…?

豊田監督の『泣き虫しょったんの奇跡』以来、7年ぶりの長編フィクション作品となる本作は、混沌の時代に挑む、映画人生を懸けた集大成にして、新境地に到達した衝撃作。

第54回ロッテルダム国際映画祭をはじめ、ヨーロッパ、アメリカ、アジアなど、世界中の映画祭で絶賛され、10月17日(金)より日本公開。

SNSでは「次元を超えて自分の宇宙に触れにいけそうな、ぶっ飛んだ映画!」「とにかくやばい。言語化はできない、とにかく体感して!」と、スクリーンから飛び出してくるような、まさしく“次元を超える”体験をした観客からのコメントが次々と寄せられている。

そしてこの度、正式招待されていた第58回シッチェス・カタロニア国際映画祭「ニュービジョン」部門にて、見事、豊田監督が最優秀監督賞を受賞。

本映画祭(Festival Internacional de Cinema Fantàstic de Catalunya)は、スペイン・カタルーニャのシッチェスで現地時間10月9日(木)から19日(日)まで開催される、ホラー・ファンタジー・SFといったジャンル作品に特化した国際映画祭。

「ニュービジョン」部門は、新しい映画体験、実験性、形式の革新を重視するセクションとして位置づけられている。

日本人監督で初の快挙となる受賞を受け、豊田監督は「『次元を超える』は観客に映画の答えを委ねる。そんな映画がシッチェスの皆様に受け入れられたことを嬉しく思い、感謝しています。グラシアス、シッチェス!」と喜びを表現した。

『次元を超える』はユーロスペースほか全国にて順次公開中。

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