なにわ男子の長尾謙杜と山田杏奈がダブル主演を務める映画『恋に至る病』(10月24日公開)から、主演の2人が並んでインタビューに答えるスペシャル映像が解禁された。

本作は斜線堂有紀による同名小説を『月の満ち欠け』(22)、『母性』(22)などの作品で知られる廣木隆一による監督で実写化した衝撃のラブストーリー。内気な男子高校生の宮嶺望を長尾が演じ、宮嶺が出会い、初恋に落ち、彼の人生を大きく変えることになる寄河景を山田が演じる。

内気な男子高校生の宮嶺と学校中の人気者の景。不器用で一途な初恋、2人が交わした約束。しかし、同級生の不審死が続発することから、宮嶺は景に対して疑惑を抱く。殺人犯へと変わりゆく景。それでも、宮嶺の気持ちは変わらない。 そんななか“彼女の本心”が明かされる。

このたび解禁された2人へのインタビュー動画は「3年ぶりの共演で感じたお互いの変化」というテーマからスタート。長尾は「僕は当時未成年で、19歳とかだったんですけど、その時(山田さんは)21歳とかで。どちらかというと“アネキ”って感じで。今回会ってみると、ちゃんと“お姉さん”になっていて、成長されているんだなと感じました。僕が2年後にこれくらい大人の落ち着きや余裕を持っているかというと、ちょっとやばいなぁと感じる部分があるので、すごい落ち着いていて冷静だなと感じます」と山田の大人な印象について語る。

一方の山田は「前回の時より地に足がついている感じがする」と“お姉さん”らしいコメントを返し、「すごく陽気で楽しい瞬間も目にしていたけど、きちんと押さえるべきところは押さえている。すごく周りを見ていて頼りがいがある。2回ご一緒しているということもありますが、いい意味ですごくフラットな関係性でやれているのは長尾くんのおかげかなと思います」と語り、信頼関係の深さがうかがわせる。

その後の「撮影現場での印象的なエピソード」というテーマでは、景が乗るモノレールを宮嶺が自転車で必死に追いかけるシーンについて、本編映像を交えてトークを展開。山田が「すごく暑い日だったのに何回も漕いでいて、涼しい電車にいる私は申し訳なかったなという記憶があります。大変だったでしょ?」と問いかけると、長尾は「超大変。途中、漕ぎすぎて漕ぎ方がわからなくなるくらい」と撮影当時を振り返る。大変な撮影だったが、カットがかかったあと、モノレールと自転車の長尾が並走する瞬間があり、山田が手を振ると長尾も振り返してくれたという、微笑ましいエピソードも披露。さらに監督の廣木隆一と現場でセリフを付け足した場面では「監督が付け足した『頑張れ』と小さく言うセリフは、私も“頑張れ~”って思ってました」と、芝居としても山田自身としても心から出た言葉であったと明かした。

「高校時代の思い出」という話題では、山田が「女子高でいいタフさが身についた」と語る一方で、長尾は「お昼ご飯を楽しみにしていて、早弁していた」と告白。当時は学校内のコンビニによく行っていたそうで「学校内のコンビニのお菓子のパッケージに(なにわ男子のメンバー)7人が写っていて、『俺いる!俺いる!みんな買って!』って、コンビニの売り上げに貢献してました」と高校生当時のエピソードを披露。映像の中では、真摯に作品と向き合う一方で、思わず笑い合う場面も見られ、長尾と山田の息の合ったやりとりから信頼関係の深さが伝わってくる。

映画のシリアスさとは対照的に、穏やかな空気が流れるインタビュー映像。3年ぶりの共演となる2人のインタビューもぜひチェックしてほしい!

文/スズキヒロシ

Leave A Reply