2025年10月18日

PCから投稿

鑑賞方法:映画館

長澤まさみ観たさに観たので、長澤まさみを観ることができたから、その時点でもう半分はOK。舞台挨拶と聞いて、てっきり長澤まさみが出てくるとテンション上げていたら、出てこなくて、永瀬正敏と監督だけだったが、それはそれで、永瀬正敏が生でみれてよかった。
さて、あとは内容ということだが、北斎の演出が、芸術家にしては怒りっぽい感じなので、自分の先入観とすれば、絵に集中して才能ある人は、とにかく静かな変わった人のイメージ(ただし内面は常軌を逸した集中力と激情)なので、あんまし怒りっぽくうるさい感じは違和感あった。
お栄が勝気でおてんば(長澤まさみのイメージに合う)というセッティングなのだから、父の北斎は物静かな感じの方が、バランス取れて面白みがあって、もっと深みのある感じになったのではと勝手に想像してしまった。
なので、内面の深さの描き方というところ、脚本の妙というところではもう少しリアリティが欲しいところだったかなと。但し、江戸時代の風物的な演出は本気さが感じられていたので、入り込むことはできた。それでも長澤まさみがきれいなルックスなので浮きまくるのはご愛嬌で、ある意味、これ観たさに来ているので文句ナシ。
この意味では、もし長澤まさみをキャスティングに入れずに、地味な感じのキャスティングをして、こうした映画を作る場合は、もっと脚本にリアリティ(静かな間、静かなやりとり)が必要ということになるとは思う。

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おーい、応為

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