ZOZOは、ファッションEC「ZOZOTOWN」の20周年を記念した「ZOZOFES」を10月12日・13日の2日間、Kアリーナ横浜で開催した。ZOZOFESは、ZOZOTOWNが誕生した2004年と現在をつなぐ「Y2K」をテーマに、これまでの感謝を込めて開催したファッションと音楽が交差するスペシャルイベントだ。2日間で合計約4万人の観客が豪華アーティストによるパフォーマンスに熱狂した。
ZOZOFES
10月12日Day1は、ソロとして初のフェス出演となるRyosuke Yamadaがヘッドライナーを務め、さらに幅広い層から支持を集めるメインダンサー&バックボーカルグループ・超特急、ガールズグループオーディション「No No Girls」より誕生した7人組ガールズグループ・HANAが出演。また幕間には、来場者参加型のイベントとして、ZOZOTOWNで人気ブランドの2025年秋冬アイテムを使用した最新のトレンドファッションショー「ZOZOFES 2025 AW STYLING SHOW by niaulab TV」を実施。コーディネートは、「似合う」をテーマにオリジナルコンテンツを配信するYouTubeチャンネル「niaulab TV by ZOZO」が手掛けた。
10月13日Day2は、国内外で支持される音楽ユニットYOASOBIと世界で活躍する5人組グループLE SSERAFIMが出演。豪華アーティストとともに、ZOZOの企業理念である「世界中をカッコよく、世界中に笑顔を。」を体現し、20年間の感謝をファッションと音楽に乗せて届けた。
Day1は、HANAがグループ結成のオーディションの際に最終審査のグループ審査課題曲でもあった「Drop」で登場。今回のZOZOFES参加について、「“誰しもが平等にファッションを楽しむことができる”といったメッセージをZOZOFESを通して届けたい」とMOMOKAが話すと、CHIKAは「ZOZOFESでのファッションを通して、ありのままの自分を愛し、自分が着たい服、自分がなりたい自分になるっていうことを伝えたい」と観客に思い伝え、最後にデビュー曲「ROSE」を披露し、華々しくオープニングを飾った。
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続いて、超特急が登場し、今話題の新曲「NINE LIVES」を含む10曲を披露。ZOZOを強調した替え歌なども織り交ぜながら、圧倒的なパフォーマンスで観客を沸かせた。白熱のステージを終えると、ユーキは「ファッションが好きな方、そして音楽が好きな方が集まるということで、もう会場全体最高のボルテージで一緒にライブを楽しんでいただいて本当にありがとうございます!」とコメント。さらに、今回のZOZOFESを記念し発売されている、ZOZOTOWNとのコラボアイテムについて触れられると、タクヤは「僕も日常でスウェットパンツとか穿くので、ラフに合わせたい時に穿いてもいいし、ジャケットと合わせたりすることもできるので、手にしてくれたら嬉しい」とアイテムの魅力をアピールした。
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最後に、ZOZOFESのヘッドライナーを務めるRyosuke Yamadaが登場すると、割れんばかりの歓声に包まれた。ソロとして初めてのフェスのため、緊張した面持ちもあったが、「SWITCH」を華麗に披露し、アイドルとしての揺るぎない存在感を放った。ダンスナンバーを交えながら、圧巻のステージを繰り広げ、観客と一体となり、会場のボルテージは最高潮に。パフォーマンスを終え、感想を聞かれたRyosuke Yamadaは「ソロとして初めてのフェス出演、めちゃめちゃ楽しかったです」と締めると、大きな拍手に包まれながらステージを後にした。
Day2は、今回初披露となるZOZOTOWN20周年記念楽曲・LE SSERAFIM with YOASOBI「the NOISE (Contains a Samples of 夜に駆ける)」から幕開けした。この楽曲は、YOASOBIの代表曲「夜に駆ける」をTokyo Coffee Breakがサンプリング、新たに歌詞を書き下ろしアレンジした作品だ。しっとりしたシティポップの曲調のなか、LE SSERAFIMのメンバーとYOASOBI・ikuraの美声が響き、会場に集まった観客を魅了。SAKURAは、曲中にYOASOBI・ikuraと見つめ合いながら歌っていたことに触れられると「ikuraさんがお互い見つめ合って歌いたいと言ってくださって、とても楽しく歌うことができました。」と明かした。ikuraは「個人的にSAKURAちゃんととても仲良しで、CHAEWONちゃんや他のメンバーともいつかコラボしたいねと話していたので、大好きなLE SSERAFIMさんと素敵なステージができてとても嬉しかったです」と振り返った。
ZOZOFES
続いて、今年の夏にリリースされたばかりの「DIFFERENT」でLE SSERAFIMのステージがスタート。トークでは、ファッションと音楽が融合した「ZOZOFES」にちなんで、黒をベースとしたクールなイメージで揃えた衣装のお気に入りポイントをアピールした。さらに「CRAZY」が流れると、アップテンポな曲調とファンたちの息の合った応援が会場を盛り上げ、会場のボルテージは最高潮に。HUH YUNJINから「最後に」というコメントに名残惜しむファンたちに向けて、LE SSERAFIMからZOZOTOWNとのオリジナルアイテムを詰め込んだプレゼントを届けた。
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場の熱気が冷めぬまま、「ZOZOFES、遊ぶ体力残ってますかー!」というikuraの煽りとともに、YOASOBIは大ヒット曲「アイドル」で華々しく登場。セーラー服をイメージしたトップスに大きなウサギの頭のバッグ、会場でも販売した、YOASOBIとファッションブランド「doublet」のコラボアイテム「NIGHT OUT WITH YOASOBI / YOASOBIと夜遊び」をあわせた衣装を身に纏ったikura。そんなファッションにぴったりな「UNDEAD」を披露すると、アップテンポでエネルギッシュなパフォーマンスで会場の視線を釘付けにした。
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AyaseはZOZOTOWNについて、「ZOZOTOWNはいつも使っていて。僕たちも今回doubletさんとコラボアイテムを出させてもらい、見た目からも自分たちの音楽性を表現していこうかなと思っています」と笑顔を見せた。その後、今月リリースされたばかりの新曲「劇上」も披露。エンディングでは、ikuraが「温かい観客の皆様のおかげで最高の1日になりました」と締め、豪華アーティストに20周年を祝福されながらZOZOFESは幕を閉じた。
Ryosuke Yamadaは、ZOZOFESへの意気込みについて、「初めてのソロでのフェスになるので、いつもと環境が違う中でのパフォーマンスになりますが、自分がやることは変わらず、楽しみながら、お客さんと一つの空間を作り上げることだと思うので、全力でパフォーマンスに挑みたいです。」とコメント。また、「フェスなので、自分のライブとは違って、限られた時間の中での自分のエンタメを届ける形になると思います。今回は、ダンスをメインに取り入れたパフォーマンスの構成を組ませていただいたので、僕を初めて見る方には、『Ryosuke Yamadaはこんなに踊るんだな』と思っていただきたいです。」と注目のポイントを紹介。
衣装のこだわりポイントについては、「ソロツアーでこだわって作った衣装をZOZOFESでも着用させていただいています。踊る楽曲も多いため、体に負担がかからない衣装を自分で素材を選んで作っていますが、そうは見えないところがポイントになっています。ぜひ衣装にも注目してほしいです。」と語った。
続いて、LE SSERAFIM、Tokyo Coffee Breakとの取り組みの話が上がった時の率直な気持ちを問われたYOASOBIの2人。Ayaseは、「嬉しかったですよね。LE SSERAFIMさんも大好きだしね。YOASOBI初のツーマンでしたからね。楽しかったです。」と答え、ikuraも「嬉しかったです。大好きだし、こんなふうにご一緒できると思ってなかったので。盛り上がりました。」と振り返った。そして、LE SSERAFIMとのパフォーマンスについてikuraは、「大好きなので、本当に幸せでした。目も合わせながら一緒に『the NOISE』を歌うことができて、一夜限りのスペシャルなステージになったなと思います。」と締めくくった。
