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モデルのケンダル・ジェンナーは怒涛のファッションウィークの締めくくりに、アンディ・マクダウェル、エヴァ・ロンゴリア、ジェーン・フォンダら錚々たるメンバーとともに、パリの象徴的なオテル・ド・ヴィルで行われた「ロレアル パリ」の唯一無二のランウェイ、“ル・デフィ”を歩いた。
「『ロレアル パリ』のショーに参加できるのは、いつだって本当にワクワクします。『ロレアル パリ』は素晴らしい女性たちを見事にキュレーションしていて、その一員でいられることに感謝しています。私たちは普段別々に撮影することが多いので、年に一度こうして全員が集まれる瞬間は特別。みんなと近況を交わせるのが大好きで、まるで“ロレアルガールズ”の同窓会みたいなんです」と、ショー直前にケンダルはUK版『ELLE』に語った。この日の彼女はふわりとした白いドレスに、シグネチャーである“ハイロー×メイク”で登場した。
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ショー全体にはエンパワーメントな空気が満ちており、それは“肌で感じられるほど”だという。「私たちの間には姉妹のような連帯感、つまりシスターフッドのようなものがあります。ここにいる女性たちは本当に刺激的で、その熱量はショーの最中にも伝わってきる。私はたくさんの姉妹に囲まれて育ってきたから、この感覚はその延長線上にあるように感じます」
パリでのショーを目前にしたケンダルは、UK版『ELLE』の独占取材に応じ、いまハマっているプレイリストやパリ滞在中のウェルネス習慣、自分をフラットに保つための工夫について明かしてくれた。
―リピートしているプレイリストについて
「先日、『Spotify』に自分のプレイリストを公開したばかり。新しいプレイリストを作るのが大好きで、気分に合わせてすぐ再生できるよう全部キューに入れてあります。『Brain Bath』は、気持ちが圧倒されたり不安になったときに心を落ち着かせてくれるインストゥルメンタルが中心。もう一つの『Jeans』は、私の核そのもの。昔のカントリーがたくさん入っていて、これもすごく穏やかな気分にしてくれます」。
―ショー前に“誓って”続けているウェルネス習慣
「私にとって睡眠は本当に大事。寝られないと、普段どおりに機能できなくなるから。あとは、朝起きたらワークアウトのルーティンをこなして、栄養価の高い食事をとり、電解質のドリンクやサプリメントをきちんと補給するようにしています」
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―姉妹のスキンケアルーティンを盗むなら誰?
「たぶんカイリーのルーティンを選ぶと思う。私たちは肌質が似ているから、彼女のアドバイスを取り入れて、私自身のやり方とすり合わせたいですね」。
―スキンケアへの向き合い方
「10代からニキビに悩まされてきたので、私は人生の多くの時間を肌に注いできました。とても若い頃から肌は私にとって大切なテーマになりました」
「15歳のとき、初めて大きなニキビができたのを覚えています。その瞬間から、自分の肌の健康に何が効いて、何が効かないのかを見極めるために、長い時間をかけて試行錯誤してきました」。
―今のビューティルーティンと10年前の違い
「ルーティンは常に進化して変わっていくもの。年齢を重ねるにつれて肌もホルモンバランスも体も変わるから、私はいつも今の自分に何が合うか、体の声に従っています。基本は一貫してシンプルに。ビタミンC美容液とヒアルロン酸は必ず使います。トリートメントならエクソソームとPRP(多血小板血漿)が大好き。最善を尽くしながら、自分の体のサインに耳を傾けるようにしています」
―デートナイトのメイクについて
「今は人生のあらゆる面でミニマリズム寄り。特にメイクアップはそう。友人とのディナーやデートに行くときも、自分らしく見えて、さらにはそう感じられることがいちばん。だからシンプルにソフトなスモーキーアイ、もしくはマスカラに、さりげなくオーバーラインを引いたリップで仕上げます」。
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―地に足をつけているために
「呼吸法が大好きで、神経系を安定させるためのツールとして活用しています。でも気を紛らわせることも同じくらい好き。朝はさっと起きて動き出し、頭で考えすぎないようにしています。だから、この二つのあいだでバランスを取ることが大切なんです」
―私のフィットネスルーティン
「アクティブでいることは、私にとって何よりも重要。朝は必ず何かしらのアクティビティで1日をスタートさせます。例えば有酸素系のワークアウトをしたり、家族の一員ともいえる愛馬と散歩したりします。毎日のルーティンに欠かせない要素ですね」
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Realization : Amelia Bell Translation & Text : Nathalie Lima KONISHI
出典:UK ELLE