【べらぼう】ていの論語の意味がわかると倍泣ける:第39回「白河の清きに住みかね身上半減」徹底解説|ネタバレ注意【大河ドラマ】ドラマ考察|

こんにちは。蒼井です。第39回白川の木 に住みかね心場半減。今回のあすじ本 の株仲間を発足させたは改めを行う行事 たちをうまく丸め込み3等強電作の3作品 を教訓読み本として売り出した。一方器用 を失いした歌まは強と共に江戸を離れる。 星が開けしばらくの後突然によりと同身が 現れ教訓読み本3作品について絶般を命じ られ銃 と強電は牢屋敷に連行されてしまう。 第39回はスタの妻おさんに注目したいと 思います。関の共用で夫中の命を救いまし た。おさんの心の変化を理解すると、あの 言葉は何とも泣けるのですよ。まずはお さんの関石の解説の前に一緒に彼女の人生 を振り返ってみましょう。本屋である丸や の1人として生まれ、本が大好きで本の 読みすぎが原因なのか小さい頃から目が 悪く眼鏡をかけていました。ドラマでは 描かれていませんが、同年代の子供から いじめられたことでしょう。そんな時慰め てくれるのは母親ですが、おいちゃんは母 を早くになくしていました。父親は おいちゃんのことを1番に考えてくれます が、大棚のある字で何とも忙しい。孤独な おいちゃんは関を読み人生の虚しさや 小さい頃苦労しても腐らず商人を重ね。 耐制した先人の言葉を胸に刻みました。 やがて年頃になりますが、関の鎧いを身に まとったおさんは月がなく男性が近寄り ません。おさんは親高校の気持ちから後を もらって父親を安心させたいと焦ります。 しかし男を見る目が全くなくまんまと財産 目当ての男に騙されます。は丸屋の金を 持ち出し、吉原で散金を使い果たすと とんずらしてしまいます。おさんは自分を 責めたと思いますが、憎しみは向こうだけ でなく吉原にも向けられました。それは そうでしょう。どうして吉原はツで客を 入れてしまうのか。お金を持たずに遊びに 来たなら吉原が追い出してくれさえすれば こんな借金地獄にならなかったのにと家族 は思うでしょう。ところが吉原は元々防発 なのです。ベラボの防ハ親父たちはあまり にもいい人なので防ハという言葉に今では 違和感を感じてしまいますが本来は防発八 です。大棚に向こ入りした男が吉原に 通い出したとなったら店が潰れる直前まで とことん絞るでしょう。たの金を持ち出し てきたという事情を知っていながら遊ば せるよ。お底さんは向こう以上に憎んだか もしれません。失礼の中父親は亡くなり 自分には詳細がなく借金を抱えながら 立て直すことはできませんでした。仕方が なく生まれ育った本屋であるを売ろうとし ます。そこに丸ヤを買いたいと名乗りを あげたのが吉原の本屋スタジでした。吉原 のために再権や絵本、青本を出版していて 本人も吉原で育ったという共容がなさそう な男。しかも本屋の仲間や初めて見る怖い 吉原の老種もいる中で法を買いくるため略 結婚しませんかと急婚するデリカシーの ない男が朝山が噴火して肺が江戸中降る中 町を守ってくれます。定さんは書物で得た 知識はあってもそれを実践できずにいるの にその男は関の知識はなくともそれを実践 しています。言葉遣いもがなく気に入った わけではありませんが使用人も全て 引き受けてくれるというのでおさんは制略 結婚を承諾します。丸が高道になると店は 繁盛し、多くの客が押し寄せ接客しきれ ません。そこでおさんは品のケ図を提案し ます。スタにじゃあおさん作ってよと言わ れ身の吉と一緒に作りますが歌まろとの 発想の差に愕然とします。 不明の駆け出しの絵で接客を気軽に手伝ってもらっていた歌まろが実はすごいんだと分かり戸市の聞き物中の妻は私では勤まらぬと思います。 母上様のように客いもできず歌さんや 集まる方たちのような際もなく今を時め者 や愛し教科しさらには立派なお家様まで 集まるつ屋の女将にはしは一地のおらを 晴れるような華やかでさけた方が ふさわしいと存じます。もちろんおさんは 5代目川と銃のことは知りません。でも 正信や木さじのように吉原北さに本を書く 下作者がいて楽しそうに吉原の話をして いる作家さんたち過去に出版した本を見る と一流の絵が描いた華やかで美しい 大イランたち地味でつまらない自分と 比べると前の向こもつまらない自分に嫌け がさして吉原に入り浸っていたのかもしれ ないとどんどん自己否定の前沈んでいき ます。しかし津はおさんが落ち込んだ沼 から引き上げてくれたのです。説教いた話 はお面しれえし、当手のように生きろくて この人まとな顔してめちゃくちゃ面しれえ て俺と同じ考えで同じ辛さを味わ人がい たってこの人だったらこの先山があって谷 があっても一緒に歩いてくれんじゃねえか 。いや一緒に歩きてえって。今度こそ本当 のプロポーズに本当の夫婦になった2人。 その後も高道にはビッグな作家がビッグな 作家を連れてスタジいるかいとやってき ます。しまいには老の息子や最速がやって きて直接仕事を依頼されたりしました。お さんはどんどん銃を尊敬していったこと でしょう。だから佐田信部のご堂を批判し た本に1度は反対しても強く出られなかっ たのだと思います。反対したところで どうせ自分の言うことは通らないという 思いもあったでしょうね。しかし銃は 捕まってしまいました。 絶般になった問題の3作品ですが、弟の 三山が記したと言われる三東教1代期に よると3冊のシャレ本の走行は法令の出る 10月より前の完成2年7月に完成してい たと言います。法令が10月に出たためは 出版をやめるように伝えます。しかし銃は 本もすでに完成しており、しかも走行は 法令以前にできていたからとわざわざ走行 を作り直して12月に本や仲間の領事の 改めを受け問題ないとの返事を得たので 翌年春に売り出したと言います。 選ぼナビ本 や仲間完成2年10月正式に本や仲間が 発足書物や仲間から遅れること約70年 ようやく本論も本屋組織としての責任体制 が整いました。発足時の月行時は多重で あり仲間成立に向けて業界を引っ張る存在 だったと推測されます。本や仲間の中には 鱗や孫部、鶴やえ門、村田次郎、西村や、 津谷十ザブ郎の名前が見えます。 そもそも強殿は完成元年出版の国百鏡のエ 、北尾を正として罰金系を受けていて、は もう下作はやめると宣言していたようです 。それでもツタジは完成3年の春に向け病 やシレを欠かせたわけで娯楽が消えたよで これらのシャレ本が代表となり悪め立ちし 再び処罰されてしまったのです。なんせ 多くの半元たちがシャレボ出版を自粛した らしくこの完成3年に出版されたシャレボ は4点のみだったのです。 ことか銃はお知らせに登場した信にけます。 抜群には遊びは身を滅ぼすと正しがきをしております。故えにそれは教訓の本、教訓読み本にございます。人ってな、どうもに濁りを求めるところがありまして、そこに行きゃうまい飯が食えて隠れ手もしれ遊びができたりしてらまけてても怒られねところに行きたがるってのが忍ってですかね。 あくまで教訓ですよといで食本を出すこれを許す中の神様こりゃも硬いふりしてよくわかっていらっしゃる。 ここまでコケにしてよく命があったものです。春町を死なせてしまった海根の城がスタをこ地にしているのか意思を曲げません。 実はサ田の出版統生令は尊敬する祖父吉宗 が7年172年に出した出版精霊が時を経 てどんどん内がになっているため改めて減 させるようれを出しただけのことです。 吉宗の息子家しの台では放8年1758 年に公爵士のバ場文庫が表した実力本森の が問題視されました。愚上犯で起きた一期 を美弾にしているとし、文庫は江戸中 引き回しの上に内ち首極問にされています 。 天井半減は縦ですか横ですかは冗談ではなく切られてもおかしくない状況だったのです。教科宿屋の飯森の話によると 9じ 宿の連中がよくぼやいてんですが厳しいおさきってのは趣旨の解くところとは矛盾してんだよなって。 趣旨学では生前説を根拠にし、人間の本性 は善であるからそれを導き出すために教育 が必要であるとしています。そのため罪人 のなしたことを悪くと断罪極系にすること は罪人の中にあるはずの生前を否定し教育 の価値なしとることになります。つまり 極系などの原罰は趣旨学の特性伝説とは 矛盾しているのです。はその矛盾をつけば 底さんが平蔵の中立ちで原型丸に面会したのは佐信が真を奥者芝の立山です。ベラボナビ論力や罰を持って人を従わせようとすれば人は罪を逃れる道ばかりを探す。徳や教えを持って導いてこそ人はおずと罪そのものを犯かさなくなる。 原罰は帰っての抜け道を探す端知らずを 生む。特地こそ恥を知る正しい道となると いうことです。温措置が叶えば銃は全刀な 人間になり、それこそ越中の神様が目指す 正しき世ではないですかと問いかけました 。 映像はちぷンカ粉のようですがさすが立山女だからと軽くらわず真正面から応じてくれました。 ベラボナビ中央君士が正しき態度を見せても愚かなものは遠慮なく好き勝手な行いをするものだ。 その方の夫は2度目の謝ち。 ゆえに許しても改めぬものを許し続ける 意味がどこにある?スタジが救うべき価値 のある人間であることを証明してみなさい と問いかけたのです。この問いにおさんは それなら私は誰よりも従の良さを理解して いるので証明できますというギリとした顔 をします。夫は女老が身を売る代を客に 契約しろと言われていると嘆いておりまし た。 有利での礼儀や郎老の身の上、左作用なことを伝えることで女郎老の身を暗じ、礼儀を守る客を増やしたかったのだと思います。女老は親兄弟を助けるために売られてくる校のもの。不遇な皇校のものを助かるは正しきこと。 吉原を憎んでいたおさんが女郎老はこのものと言い切ったのです。 ふどの神の完成の解のせいで世の中不景気 になり女老たちは質の悪い客に悩まされて いました。吉原を救いたい、女老たちを 救いたいというのは銃の小さい頃からの夢 です。かつてセ川と見た夢を叶えるべく 失敗したら自分もただでは済まされないと いうことを承知では訴えたのです。知識と してはあっても役立たせることができ なかった関の知力を今お底さんは夫の命と いう局面でその知力を使いこなしたのです 。残念ながらした映像は全く理解できてい ないのでこのおさんの逆転満塁ホームラン が従中に伝わることはないでしょう。 主人公がおさんなら話がここで終わったら 綺麗に決まりますが、主人公は銃なので汰 を聞いたつたは真に世のためそりゃ難しい んですよねと減らず口を叩き始めます。 この音情のを引き出すためにおさんがどれ ほど頭を悩ませ人狼と緊張に耐え立との 問答を制したのか。そりゃこの時点で銃は 知らないけれど、あれだけ反抗しておいて 命取られないということは誰かが頑張って 命したんだって感謝して黙りなさい。今回 のお話はここまでです。この動画が面白い と思った方は動画制作の励みになりますの で是非チャンネル登録をお願いいたします 。コメントも気軽におかきください。それ では次の動画でまたお会いしましょう。

大河ドラマ『べらぼう』第39回10月12日放送「白河の清きに住みかね身上半減」の解説です。
地本問屋の株仲間を発足させた蔦重(横浜流星)は、改めを行う行事たちをうまく丸め込み、山東京伝(政演/古川雄大)作の三作品を『教訓読本』として売り出した。
年が明け、しばらくの後、突然、蔦屋に与力と同心が現れ、『教訓読本』三作品について絶版を命じられ、蔦重と京伝は牢屋敷に連行されてしまう…。

NHK大河ドラマ「べらぼう」の、一部ネタバレになるようなエピソードが含まれていますので、注意してください。
【大河べらぼう】べらぼうナビも!

NHK大河ドラマ2025(令和7年)
「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」
公式サイト:
https://www.nhk.jp/p/berabou/ts/42QY57MX24/

公式インスタグラム:
https://www.instagram.com/berabou_nhk/?hl=ja

◯キャスト(出演者)
✤日本橋の人々
・蔦屋重三郎(つたや・じゅうざぶろう):横浜流星
・喜多川歌麿(きたがわ・うたまろ):染谷将太
・てい:橋本 愛
・みの吉(みのきち):中川 翼
・つよ:高岡早紀
・たか:島本須美
・鶴屋喜右衛門(つるや・きえもん):風間俊介
・西村屋与八(にしむらや・よはち):西村まさ彦
・岩戸屋源八(いわとや・げんぱち):中井和哉
・村田屋治郎兵衛(むらたや・じろべえ):松田洋治
・奥村屋源六(おくむらや・げんろく):関智一
・松村屋弥兵衛(まつむらや・やへえ:)高木渉
・須原屋市兵衛(すわらや・いちべえ):里見浩太朗

✤吉原の人々
・蔦屋重三郎(つたや・じゅうざぶろう):横浜流星
・喜多川歌麿(きたがわ・うたまろ):染谷将太
・次郎兵衛(じろべえ):中村蒼
・とく:丸山礼
・留四郎(とめしろう):水沢林太郎
・駿河屋市右衛門(するがや・いちえもん):高橋克実
・松葉屋半左衛門(まつばや・はんざえもん):正名僕蔵
・りつ:安達祐実
・扇屋宇右衛門(おうぎや・うえもん):山路和弘
・大文字屋市兵衛(だいもんじや・いちべえ):伊藤淳史
・若木屋与八(わかぎや・よはち)本宮泰風
・丁子屋長十郎(ちょうじや・ちょうじゅうろう)島英臣
・ふじ:飯島直子
・いね:水野美紀
・誰袖(たがそで):福原遥
・志げ(しげ):山村紅葉
・松の井(まつのい):久保田紗友
・半次郎(はんじろう):六平直政
・きく:かたせ梨乃
・花の井<五代目瀬川>(はなのい<ごだいめせがわ>):小芝風花

✤絵師・戯作者・狂歌師
・蔦屋重三郎(つたや・じゅうざぶろう):横浜流星
・喜多川歌麿(きたがわ・うたまろ):染谷将太
・大田南畝<四方赤良>(おおた・なんぽ<よもの・あから>):桐谷健太
・北尾政演<山東京伝>(きたお・まさのぶ<さんとうきょうでん>:古川雄大
・恋川春町<倉橋 格>(こいかわ・はるまち<くらはし・いたる>):岡山天音
・朋誠堂喜三二<平沢常富>(ほうせいどう・きさんじ<ひらさわ・つねまさ>):尾美としのり
・鳥山石燕(とりやま・せきえん):片岡鶴太郎
・北尾重政(きたお・しげまさ):橋本淳
・勝川春章(かつかわ・しゅんしょう):前野朋哉
・北尾政美(きたお・まさよし):高島豪志
・平秩東作(へづつ・とうさく):木村了
・宿屋飯盛(やどやのめしもり):又吉直樹
・元木網(もとのもくあみ):ジェームス小野田
・智恵内子(ちえのないし):水樹奈々
・朱楽菅江(あけら・かんこう):浜中文一
・唐来三和(とうらい・さんな):山口森広
・志水燕十(しみず・えんじゅう)加藤虎ノ介
・芝全交:亀田佳明

✤徳川家
・徳川家治(とくがわ・いえはる):眞島秀和
・徳川家斉(とくがわ・いえなり):城桧吏
・知保の方(ちほのかた):高梨臨
・大崎(おおさき):映美くらら
・高岳(たかおか):冨永愛
・一橋治済(ひとつばし・はるさだ):生田斗真
・清水重好(しみず・しげよし):落合モトキ
・徳川宗睦(とくがわ・むねちか):榎木孝明
・徳川治貞(とくがわ・はるさだ):高橋英樹
・徳川治保(とくがわ・はるもり):奥野瑛太

✤幕臣・諸大名
・田沼意次(たぬま・おきつぐ):渡辺謙
・田沼意知(たぬま・おきとも):宮沢氷魚
・三浦庄司(みうら・しょうじ):原田泰造
・土山宗次郎(つちやま・そうじろう):栁 俊太郎
・長谷川平蔵宣以(はせがわ・へいぞう のぶため):中村隼人
・松本秀持(まつもと・ひでもち):吉沢悠
・田沼意致(たぬま・おきむね):宮尾俊太郎
・松平康福(まつだいら・やすよし):相島一之
・水野忠友(みずの・ただとも):小松和重
・平秩東作(へづつ・とうさく):木村了
・松平定信(まつだいら・さだのぶ):井上祐貴
・柴野栗山(しばの・りつざん):嶋田久作
・松前道廣(まつまえ・みちひろ):えなりかずき
・松前廣年(まつまえ・ひろとし):ひょうろく
・佐野政言(さの・まさこと):矢本悠馬
・島津重豪(しまづ・しげひで):田中幸太朗

#べらぼう #大河べらぼう #横浜流星
#大河ドラマ #歴史人物絵巻葵 #NHK #ドラマ解説 #ネタバレ
#蔦屋重三郎 #蔦重 #吉原 #花魁 #瀬川
#小芝風花 #安田顕 #渡辺謙 #飯島直子
#中村蒼 #水野美紀 #久保田紗友 #福原遥
#山路和弘 #安達祐実 #里見浩太朗 #橋本愛
#風間俊介 #高梨臨 #生田斗真 #片岡鶴太郎
#原田泰造 #冨永愛 #井之脇海 #宮沢氷魚
#中村隼人 #尾美としのり #染谷将太 #寺田心
#高橋英樹 #榎木孝明 #高岡早紀 #又吉直樹
#井上祐貴 #島本須美

VOICEVOX:四国めたん
VOICEVOX:Nemo
VOICEVOX:玄野武宏

出典:国立文化財機構所蔵品統合検索システム
音楽:甘茶の音楽工房
イラスト:
素材Good
イラサポフリー
イラストAC

4件のコメント

  1. 私も平蔵と同じで栗山とおていさんのやりとり全くわからなかった😅葵さんの動画を見てよくわかりました。
    もう一度見直して理解しながらみたいと思います👍

  2. 栗山の問いかけに対する臨機応変なていさんの返しは素晴らしい。論語の知識だけでなく蔦重のこと理解しているから出た言葉ですね。ていさんの知識がここにきて実践に役立ったのは、長く蔦重と暮らしてきて彼の仕事や思いを理解する様になったからできた技です。おていさん、べらぼうです!平蔵が顔繋いでくれてよかった。平蔵もいい仕事してくれましたね。
    光る君へで、まひろが帝に志を進言したシーンを思い出しました。

  3. 柴野栗山との対話では、ていさんだからこそできたという気がします。いくら夫を助けたいと思っても、普通の町人の妻であればできなかったでしょう。ていさんの幼い頃からの漢学の素養とそこから学んだ知識だけではない論理的な思考が、今回の対話で活かさせれたのだと感じます。以前優秀な学識をいくら披露しても全く聞く人に響かなかったていさんが、蔦重との生活を通して見てきたこと感じてきたことを実際に学んだ事例と絡めて話したからこそ、インテリの栗山にも説得力を持って聞こえたのだと思います。ていさん、さすがです。蔦重の影響が大いに彼女に作用して人間的にも成長しているのがよく分かりました。
    それに比して、蔦重は相変わらずの冗談めかした物言いで、周りがいかに彼の生存のために奔走して来たかを気づかないかのような振る舞いでした。だからこそ、ていさんもお白洲の場で彼を殴ったのでしょう。皆の必死の働きやその苦労を無視してこの件をちゃかして笑うのは、いかにも軽口過ぎます。須原屋さんはじめ皆が怒るのも、尤もです。最近の彼は、春町の死以来気持ちを入れ変えられず、どうも空回りしているように見えます。財産半減の処置がそれを変え、以前のガッツに溢れたアイデアマンとしての再起をもたらすことを期待します。

Leave A Reply