By
AFP
掲載日
2025年10月17日
スペイン警察は、昨年12月に山岳事故とされたファッションブランド「マンゴ」創業者イサク・アンディック氏の死亡について捜査を進めており、息子を疑っていると地元メディアが木曜日に報じた。
イサク・アンディック – Mango
イサク・アンディック氏は2024年12月、カタルーニャ(北東部)で家族とハイキング中に転落した事故としてスペインのメディアで伝えられ、71歳で亡くなった。しかし日刊紙エル・パイスは、「事情に詳しい複数の情報筋」を引用し、警察が現在、殺人の疑いで捜査を進め、息子ジョナサン・アンディックの関与の有無に焦点を当てていると報じた。
エル・パイスによれば、ジョナサンは事故当時、父親と2人きりで、その説得力に欠ける証言が「疑念を深めた」という。同紙は関係者の話として、「証言には矛盾があり、曖昧な点を残し、カタルーニャ警察の所見と整合し得ない事実関係を述べた」と伝えている。
イサク・アンディック氏のパートナーだったプロゴルファー、エステファニア・クヌート氏の証言は、「父子の不仲」を浮き彫りにした、とエル・パイス。
バルセロナの日刊紙ラ・バングアルディアも「事情に詳しい情報筋」を引用し、ジョナサン・アンディックの立場が9月に証人から容疑者へと変更され、警察が彼の携帯電話の内容を分析していると報じた。
家族は報道担当者を通じ、エル・パイスによれば、「この手続きが近く終結し、ジョナサン・アンディックの無実が示されると確信している」と述べた。
現段階ではカタルーニャ警察からの確認は得られていない。
イサク・アンディック氏はイスタンブール生まれ。14歳で家族とともにバルセロナに移り、世界で約2,800店舗を展開する既製服大手グループの一つを創業した。
マドリード、2025年10月16日(AFP)
無断複製・無断転載禁止
© 2025 Agence France-Presse
この記事(もしくはこのページ全体)にある情報は、フランス通信社の権利下にあります。 フランス通信社の許可なくこれらの情報を複製・編集・転載・翻訳・商業利用・その他再利用することは硬く禁じられています。フランス通信社は、遅延・誤り・ 遺漏、あるいはこのページの情報を元に行われた行為やその結果に対して、一切の責任を負いかねます。