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DPA

掲載日

2025年10月16日

サイバー犯罪者が、スペインのファッション・グループ、マンゴの顧客に関する大量の個人情報を盗み出しました。影響を受けた顧客に送られたメールによると、外部のマーケティングサービスプロバイダーが、ドイツの顧客を含む一部顧客の個人データへの不正アクセスを検知したということです。

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名(ファーストネーム)、メールアドレス、電話番号

マンゴは、自社のシステムは侵害されておらず、セキュリティ対策は通常どおり機能していると強調しました。ハッカーは外部のサービスプロバイダーを通じて、名(ファーストネーム)、国、郵便番号、メールアドレス、電話番号などのデータにアクセスした一方で、姓や銀行口座情報、パスワードにはアクセスしていないとしています。

マンゴによれば、スペインのデータ保護当局(AEPD)に状況を報告し、直ちにセキュリティプロトコルを起動したとのことです。同社は顧客に対し、メールや電話を装った不審な連絡に十分注意するよう呼びかけています。類似の事案では、サイバー犯罪者が被害者のデータを用いてフィッシング攻撃を仕掛けるケースが確認されています。

注意:フィッシング攻撃のリスク

フィッシングとは、犯罪者が信頼できる人物や機関になりすまし、偽のメールやウェブサイトなどを用いて、パスワードや銀行口座情報といった機密性の高いデータを盗み取ろうとするオンライン詐欺のことです。

今回のマンゴにおけるデータ流出は、小売業者やファッション・チェーンを狙ったサイバー攻撃が相次ぐ中で発生した、さらなる一件です。マンゴはバルセロナ近郊のプレガマンスに本社を置く国際的なファッション・グループで、ウィメンズウェアおよびメンズウェア、アクセサリーを扱う世界有数の小売企業の一つです。

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