マーベル・スタジオの最新ドラマシリーズ『ワンダーマン』(全8話)が、2026年1月にディズニー公式動画配信サービス・ディズニープラスで独占配信されることが12日に発表された。併せて、予告編が解禁された。
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主人公は最強ヒーロー“ワンダーマン”――ではなく、“ワンダーマン”というヒーロー役を演じたいだけの俳優サイモン・ウィリアムズ(演:ヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世)。解禁された予告編では、ヒーロー映画の常識を覆すような構成が展開され、「世界的に有名な映画監督フォン・コヴァクが『ワンダーマン』のリメイクに着手」というニュースから物語が幕を開ける。
コヴァク監督は「みんなヒーローに飽きてる。ストーリーテリングの様式全体を創造し直す機会だ」と語り、映画界、そしてMCUそのものに挑戦を仕掛ける存在として描かれる。そんな中、主演の座を狙うサイモンは「絶対に出たい」「俺のための役だ」と意気込むが、「もうレオ様に話が……」といううわさも飛び交い、先行きは不透明なまま。選考を勝ち抜いたサイモンはコヴァク監督と対面し、「作りモノと現実の境目を探りたい」「この世で最後の映画になる」「誰もが降参しメガホンを置くだろう」といった謎めいた言葉を投げかけられる。
さらに予告編には、ベン・キングズレー演じるトレヴァー・スラッタリーの姿も。『アイアンマン3』や『シャン・チー/テン・リングスの伝説』にも登場し、『アイアンマン3』ではトニー・スタークと敵対するテロリスト集団テン・リングスのリーダー“マンダリン”を演じていた。ハリウッドの先輩としてサイモンに助言を与える存在として登場するなど、物語の展開を大きく左右する可能性が示唆されている。
製作総指揮を務めるブラッド・ウィンダーバウム氏は「マーベルにとってまったく新しい味わいの作品で、私が今まで関わった中で最もお気に入りのひとつです。“誰もまだ見たことのない最高のシリーズ”だと思っています。映画作りという行為そのものへのラブレターであり、俳優という職業へのラブレターでもあります。とても誠実で、美しい作品です」と語っている。
製作総指揮・脚本・監督を務めるのは『シャン・チー/テン・リングスの伝説』や『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』を手掛けたデスティン・ダニエル・クレットン氏。出演は、ヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世、ベン・キングズレー、エド・ハリスら。