(CNN) 米ディズニーのSFアクション映画「トロン:アレス」が、北米市場の週末興行収入で約3350万ドル(約51億円)を記録し、首位を獲得した。

数十年にわたる人気シリーズ「トロン」の第3弾となる同作は、当初アナリストが予測していた4000万ドル超の初動には届かなかった。製作費は約1億8000万ドルと報じられている。

調査会社コムスコアのポール・ダーガラベディアン氏は「『トロン』は、1作目の映画から40年以上経っても、初登場で1位を獲得できる数少ない長寿シリーズの一つであることは評価すべきだろう」と語った。

1982年公開の第1作「トロン」は公開当時1670万ドル(インフレ調整後)にとどまったが、「トロン:アレス」はこれを上回った。一方で、2010年公開の続編「トロン:レガシー」の初週の興行収入6500万ドル(インフレ調整後)には及ばなかった。

初週の興行収入は1作目を上回ったが、2作目には及ばなかった/Disney
初週の興行収入は1作目を上回ったが、2作目には及ばなかった/Disney

2位には、米パラマウント・ピクチャーズの「ルーフマン(原題)」が入った。脱獄犯がおもちゃ量販店「トイザらス」に潜伏していた実話をもとにした作品で、推定800万ドルを稼いだ。

業界ニュースレター「フランチャイズRe」のライター、デービッド・A・グロス氏は「離婚した母親に恋をする二重生活の逃亡者を描いたキャラクター重視のコメディーとしては堅調なスタートだ」と述べた。同種の作品の平均的な初週の興行収入である約640万ドルを上回ったという。

3位は米ワーナー・ブラザースの「ワン・バトル・アフター・アナザー」で、週末の興収は約667万ドル。公開3週で累計5400万ドルを維持している。

4位は米ユニバーサル・ピクチャーズの「ギャビーのドールハウス ザ・ムービー」(335万ドル)、5位は米ソニー・ピクチャーズの「ソウル・オン・ファイア(原題)」(300万ドル)だった。

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