コーチとして生徒を見つめる浅田真央さん
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 フィギュアスケート女子の10年バンクーバー五輪銀メダリストでコーチ業を本格始動させた浅田真央さん(35)が9日、8月に開校した「木下MAOアカデミー」の練習を報道陣に初公開した。「毎日やりがいを感じている」と充実感を語った。

 東京都立川市の「MAO RINK」でこの日は生徒10人に身ぶり手ぶりを交えながら指導。約70人から選抜された小学校低学年中心の12人が週6日レッスンを受けており「全国から全てを懸けて私たちを信じて来てくれた生徒さんばかり。私も130%、一生懸命頑張っていくことには変わりない」と決意を語った。ダンスやバレエ、陸上トレーニングなども取り入れ、複数のコーチたちと世界で活躍できるスケーター育成を行っている。

 8月に開校し、9月25日に浅田さんは誕生日を迎えた。その日もレッスンだったようで「練習後にサプライズでケーキと花束とお手紙を用意してくれた。これ以上ない幸せを感じた」と心温まるエピソードを明かした。

 手紙には「金メダルを獲って、先生の首にかけて恩返ししたい」「先生をオリンピックに連れて行ってあげたい」など生徒たちの夢がつづられていた。また、氷上で手を挙げたままキープするのが難しい生徒たちが、その日は上手にできたという。生徒たちからは「先生が一生懸命教えているから先生を喜ばせたい」という言葉をもらったといい「感動しました」と笑顔で語った。

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