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【10月10日 KOREA WAVE】韓国で、秋夕に夫の実家へ泊まらず帰宅する嫁に対し、姑が寂しさを吐露したという話が紹介され、ネット上では「時代が変わった」と共感の声が広がっている。
10月2日に放送された韓国の総合編成チャンネルJTBCの情報番組「事件班長」によると、結婚5年目の息子を持つ50代の女性投稿者は、秋夕を前に嫁の言葉に寂しさを感じたという。
投稿者によれば、息子はこれまで海外の企業に勤務し海外で暮らしていたが、数カ月前に転職して韓国に戻ってきた。息子が結婚してから初めて迎える名節でもあり、久々に家族そろって過ごせると胸を躍らせていたという。
しかし、嫁は「秋夕当日に実家に先に寄ってから夕方に伺います」と連絡してきた。姑は、息子夫婦の家から自宅まで片道3時間かかることを考え、「夕食を食べたら一晩泊まっていきなさい」と勧めた。
ところが嫁は「食事だけして帰ります」と答え、「寝床が変わると眠れないので家で寝たい」と理由を説明した。姑は落胆し、「年にたった2回の名節なのに、これからも泊まらないと言われて寂しい。私が心が狭いのか」と語ったという。
これに対し、ソウル地方警察庁の元国際犯罪捜査チーム長だったキム・ウンベ氏は「嫁の立場からすれば、義実家で過ごし寝るのは簡単ではない。3時間かけて帰る方が気楽だ」と述べ、「姑としては一緒に過ごしたいだろうが、嫁にとっても気まずさがある。笑顔で食べ物を持たせて帰すのが一番」と助言した。
また、番組のヤン・ジヨル弁護士も「最近は名節に最も混雑する場所が空港と言われるほど、人々の過ごし方が多様化している。姑の気持ちも理解できるが、時代は変わっている。嫁は実家にも泊まらないことが多い。夫婦でその日のうちに双方の家を訪ねると決めているのだ」と述べた。
ネット上では「それぞれ自分の家で寝るのが一番」「昔のやり方を押し付ける時代じゃない」「泊まらなくても家族愛は変わらない」「息子だけ泊まっていけばいい」といったコメントが相次いだ。
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