セガは10月9日、レースゲーム『ソニックレーシング クロスワールド』の有償DLC第1弾「マインクラフトパック」を配信した。本DLCにて新たなマシンとして追加された「マインカート」の“痛車”が盛り上がりを見せている。
本作は、『ソニック』シリーズのキャラクターたちによるレースゲームシリーズ最新作だ。対応プラットフォームはPC(Steam/Epic Gamesストア)/PS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One/Nintendo Switchで、Nintendo Switch 2向けにもダウンロード版が2025年冬に、パッケージ版が2026年初頭に発売予定となっている。本作ではソニック、テイルス、ナックルズなどのお馴染みのキャラクターに加え、無料アップデートでは初音ミク、『ペルソナ5』のジョーカー、『龍が如く』の春日一番などがコラボキャラとして登場。またシーズンパスとして『マインクラフト』や『パックマン』、『ロックマン』など会社の枠を超えたコラボも展開される。
今回配信された有償のDLC第1弾「マインクラフトパック」では、新たなコース「マインクラフトワールド」や、新たなレーサーとしてスティーブ・アレックス・クリーパー、そして新たなマシン「マインカート」が追加される。
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本作ではマシンの見た目をカスタマイズすることが可能。マシンの複数部位のカラーはもちろん、メタリックやマットといった質感を変更できるほか、本体に複数のステッカーを貼ることができる。さまざまな企業やキャラクターとのコラボステッカーをサイズや角度を指定して貼れるうえに、シンプルな図形のステッカーは色も変更可能。このカスタマイズ機能を活用したマインカートの「痛車」が盛り上がっているようだ。
たとえば、sludge氏が投稿した画像では、本体カラーをベージュにしたうえで、黒いステッカーを貼ることで、Amazonの段ボールのような見た目が再現されている。側面にはラーメン店「一蘭」とのコラボステッカーである注文用紙を貼ることで、伝票を表現しているのもポイントだろう。このほかJACKTOONZ氏は背面に初音ミクのステッカーを拡大して貼ることで、マシンのブーストにより手からビームを出しているような表現を生み出している。
また、そもそものマシン形状が、レースゲームでは珍しい箱型であることも注目を集めている理由のようだ。マシンを正面から見ると、キャラクターによっては顔の下半分が隠れてしまい、妙な可愛さも感じられるシュールな見た目となっている。人型のキャラクターの場合は、箱の中に座っているような姿となり、滅多にお目にかかれないシチュエーションだろう。
マインカートはカスタマイズという観点で最高の車の一つとする投稿にも、多くの共感が集まっているようだ。車の四方が凹凸のない白紙のキャンバスであるため、プレイヤーの創造性を発揮しやすいのかもしれない。
さらに、本作のマシンカスタマイズでは、カートの前後を組み合わせる機能が搭載されている。箱型のマインカートですら他の車と前後で合体できるわけだ。これを活用してたとえば国内ユーザー間では漫画「鬼滅の刃」の炭治郎をイメージしたマシンなど、さまざまな風変わりなマシンが考案されている。本作のカスタマイズの自由度の高さを物語っているだろう。
なお、本作では10月10日9時00分から13日8時59分まで期間限定で「マインクラフトフェスタ」が開催中だ。フェスタ期間中はワールドマッチが非開催となるものの、マインクラフトフェスタにはDLCをもっていないプレイヤーも参加可能。フェスタポイントを溜めることで限定コラボアイテムが入手できるため、個性的なマシンで参加するのもいいだろう。
『ソニックレーシング クロスワールド』は、PC(Steam/Epic Gamesストア)/PS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One/Nintendo Switch向けに販売中。Nintendo Switch 2版ダウンロード版は2025年冬に、パッケージ版は2026年初頭に発売予定となっている。また、DLCは単体購入できるほか、デジタルデラックスエディションには第1弾~第6弾までを含むシーズンパスも販売されている。