(CNN) 米ハリウッドの華やかさを代表するアカデミー賞受賞俳優ジョージ・クルーニー(64)が雑誌インタビューの中で、ハリウッドでの子育てを望まなかった理由を打ち明けた。
現在はフランスの農場で妻と8歳の双子と暮らすクルーニー。6日発売のエスクァイア誌のインタビューの中で「LA(ロサンゼルス)のハリウッド文化の中で子どもを育てるのは不安だった」と告白し、「(ハリウッドでは)子どもたちを公平に扱ってもらえないだろうと感じた、フランスは、言ってみれば名声なんかクソくらえだ」と続けた。
「子どもたちがパパラッチを気にしながら歩き回ることは望まない。ほかの有名人の子どもと比べられることも望まない」とクルーニーは言い、他人だけでなく自分とも比べてほしくないと打ち明けている。
「唯一幸運だったのは、私はこんな年寄りだから、息子が私と比べられることはまずあり得ないということ。息子が成長する頃には、私は歯がなくなっているだろうから」
クルーニーは30代だった1994~99年、医療ドラマ「ER緊急救命室」でダグラス・ロス医師を演じて大ブレークした。
ジョージ・クルーニーさんとアマル・クルーニーさんの夫妻がベネチア国際映画祭のレッドカーペットで写真撮影のポーズをとる様子=8月28日/Scott A Garfitt/Invision/AP
80年代にはドラッグを使用していたことも認めた上で、「キャリアを台無しにしないまでも、間違いなく停滞させるかもしれない過ちを犯さないことは難しい」と告白。30代でのブレークはベストだったと振り返り、「私は年を重ねていて、馬鹿なことはまだ無名だった頃に全部やり尽くしていたんだと思う」と語った。