2025年10月07日
2025年10月5日から11日まで、米国で「禁書週間」(Banned Books Week)が実施されています。
「禁書週間」は例年9月の最終週又は10月の第1週に行われる、読書や情報アクセスの自由をテーマとしたイベントで、米国図書館協会(ALA)を始めとする団体が支援しています。書店、図書館で禁書の申立てが急増したことを受けて1982年に開始されたもので、図書館員、書店、出版社、ジャーナリスト、教師、読者など、本に関わる全ての人々が集まり、表現の自由、知る自由を支援するとしています。
2025年のテーマは、“Censorship Is So 1984. Read for Your Rights.”です。
ALAのウェブサイトでは、全国の図書館、学校、書店で書籍の禁止を試みる動きが激化する中、ジョージ・オーウェル(1903-1950)による警告的な物語“1984”(『1984年』)は、検閲の危険性について予見的な警鐘となっていると述べられています。
Banned Books Week(ALA)
https://www.ala.org/bbooks/banned
Banned Books Week
https://bannedbooksweek.org/
About(Banned Books Week)
https://bannedbooksweek.org/about/
参考:
米国で2024年の禁書週間が始まる(9/22-28):テーマは“Freed Between the Lines” [2024年09月26日]
https://current.ndl.go.jp/car/225975
CA2029 – 米国の図書館における検閲に関する動向 / 小南理恵
カレントアウェアネス No.354 2022年12月20日
https://current.ndl.go.jp/ca2029