「小学館文庫小説賞」の大賞受賞作で、現在累計40万部を突破している長月天音の人気シリーズを実写化する『ほどなく、お別れです』が2026年2月6日(金)に公開となる。このたび、本作の新キャストが解禁となった。

【写真を見る】事故で突然、妻とお腹の子を亡くしてしまう柳沢亮太を北村匠海が演じる【写真を見る】事故で突然、妻とお腹の子を亡くしてしまう柳沢亮太を北村匠海が演じる[c]2026「ほどなく、お別れです」製作委員会 [c]長月天音/小学館

就職活動に全敗し途方に暮れるなか、とあるきっかけで葬儀会社にインターンとして就職したヒロインと、そんな彼女を厳しく指導する指南役の葬祭プランナーがタッグを組み、“最高の葬儀”を目指す物語を描く本作。メガホンをとるのは、『アオハライド』(14)など青春映画を中心にヒットを連発する三木孝浩。脚本は、『いま、会いにいきます』(04)、連続ドラマ小説「ひよっこ」などを手がけてきた岡田惠和監修のもと、連続ドラマ「ライオンのおやつ」などの本田隆朗が務める。さらに、これまでにGLAY、椎名林檎、スピッツなどを手がけてきた亀田誠治が音楽を担当。そして、新人葬祭プランナー、清水美空を浜辺美波、美空をスカウトし厳しく指導する葬祭プランナーの漆原礼二を目黒蓮が演じる。

豪華キャストを4週連続でお届けするスペシャル週間、最終週となる第4弾として、古川琴音、北村匠海の出演が決定した。出産を目前に控え、我が子の誕生を夫婦で待ちわびていた矢先、歩道橋からの転落事故で、ある日突然、妻とお腹の子を亡くしてしまう柳沢家。明るく朗らかな妻、柳沢玲子を古川が演じる。古川は「またご一緒できることを楽しみにしておりましたが、蓋をあけてみると、起承転結の“起”にあたる本作の導入部分の大切なお話を任せてもらえたので、これは一筋縄ではいかないぞと気合を入れて挑ませていただきました」とオファーがあった時の心境を明かしている。夫を残し若くして亡くなるという難しい役どころに関しては、「若くして亡くなった玲子は、端から見ると『もったいない』、『かわいそう』、『残念』という気持ちになることが多いと思うけど、私は、玲子は最愛の旦那さんに出会い、子どもを授かることもできて、未来に希望を抱いていた幸せな人だったと思っています。だからこそ、『私は幸せだよ、だから安心して自分たちの人生を歩んでね』というメッセージが伝わるといいなと思いながら演じました」とコメント。

また、北村が妻と子どもを一度に失い、たった一人取り残され、現実を受け止められないまま葬儀を迎える夫、柳沢亮太を演じる。これまでも春名プロデューサー、三木監督と作品を共にしてきた北村は、今回のオファーに関して「正直、最初は自信がありませんでしたが、三木監督と春名プロデューサーから『北村匠海にしかできない』と言っていただき、20代前半に自分の血となり肉となったものをお二人が求めていると感じたので、やらせていただこうと思いました」と出演を決めた想いを吐露。これまでの2人の作品でも大事な人を失う役が多かったという北村は、「カメラの前で自分の大切な人を想い、感情的になるという経験を久しぶりに味わいましたし、現場の空気感もどこか懐かしく感じられました」とコメントしている。

喪主をするのが困難なほど憔悴しきった亮太に向き合う美空と漆原。2人は柳沢家の夫婦の思いをどのように繋ぎ、葬儀を執り行うのか?これまでも4度共演を重ねてきた古川と北村が紡ぐ、本作の入口となる夫婦愛の物語に期待してほしい。

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