京都発のアップサイクル・スキンケアブランド「Sericy」誕生
株式会社Seteriaは、西陣織の副産物である天然保湿成分「セリシン」を活用したスキンケアブランド「Sericy(セリシー)」を立ち上げました。初の製品ラインにはローション、フェイシャルミルク、ハンドクリームが含まれ、2025年11月11日より先行受注がECプラットフォーム「Makuake」で開始されます。Sericyは、伝統工芸の副産物に新たな価値を与え、スキンケア市場での循環を目指します。これにより、後継者不足や需要縮小といった産業の課題解決にも寄与する狙いがあります。
この記事の要約
株式会社Seteriaがアップサイクル・スキンケアブランド「Sericy」を発表。
西陣織の副産物「セリシン」を活用した製品を展開。
伝統工芸の価値を再生し、産業の課題解決を目指す。
この記事がおすすめな人・読んで得られるメリット
伝統工芸やアップサイクル、スキンケアに興味がある方、また環境意識の高い方にとって、京都発の新しいブランド「Sericy」の取り組みは非常に魅力的です。本記事を通じて、Sericyの製品やその背景にあるストーリー、さらに日本の伝統工芸がどのように現代のニーズに応えているのかを知ることができます。
京都発のアップサイクル・スキンケアブランド「Sericy」の誕生
株式会社Seteriaが展開する新たなスキンケアブランド「Sericy(セリシー)」が、京都の伝統工芸である西陣織の副産物を活用し、注目を集めています。このブランドは、初の製品ラインとしてローション、フェイシャルミルク、ハンドクリームを発売することを発表しました。製品の先行受注は、2025年11月11日よりECプラットフォーム「Makuake」にて開始される予定です。
西陣織とセリシンの関係
西陣織は、絹の生糸を使用し、その柔らかさと光沢を引き出すために「精錬」という工程を経ます。この過程で湯に溶け出す天然のたんぱく質「セリシン」は、これまで西陣織の業界において約555年もの間、ほとんど利用されることなく排水とともに廃棄されてきました。しかし、近年の研究によってセリシンが持つ保湿効果やその他の優れた機能が明らかになり、Sericyはこの貴重な成分をスキンケアに応用することを決定しました。
新しい循環を生み出すSericyの取り組み
Sericyは、西陣織の工程で生まれる副産物であるセリシンを活用することで、和装以外の領域でも新たな価値を創出し、持続可能な循環を生み出そうとしています。この取り組みは、伝統産業が抱える後継者不足や需要の縮小といった社会的課題に対する一つの解決策となることを目指しています。Sericyは、職人の暮らしや技術を未来へとつなげるための収益の循環を生み出すことを重要視しています。
伝統と革新の融合
Sericyは、西陣織の織元であるサカイタカヒロと文化起業家の大河内愛加が共同で立ち上げたブランドです。彼らは、長い歴史を持つ西陣織の技術を活かしながらも、現代のニーズに応える新しいスキンケア製品を開発しています。これにより、伝統工芸の魅力を新しい形で表現し、多くの人々にその価値を伝えることが期待されています。
終わりに
Sericyの誕生は、伝統工芸と現代のライフスタイルが交わる新たな可能性を示しています。廃棄されてきた成分に新たな価値を見出し、持続可能な未来を目指すこの取り組みは、多くの人々にインスピレーションを与えることでしょう。今後、Sericyがどのように成長し、伝統工芸の新たな魅力を広めていくのか、その動向に期待が寄せられています。公式サイトについては、今後の情報をチェックするためにぜひ訪問してみてください。
この記事の関連画像
【プレスリリースの無料投稿窓口】
VOIXのリリース受付フォームです。 ご投稿いただいたリリースは審査後、記事としてニュースメディアVOIX上に掲載されます。(掲載料は完全無料です。)
詳しくはこちら
VOIXプレスリリース
無料投稿窓口
【SDGs について】
SDGsとは「Sustainable Development Goals」の略で、「地球上の誰一人取り残さない」ことを基本理念として、2015年9月に国連に加盟する全ての国が全会一致で採択した、17のゴールと169のターゲットから構成された国際目標です。
2030年までの達成を目指して、国・自治体・企業や団体などがSDGsの目標およびターゲットとしてゴールを設定した「SDGs宣言」を策定および公表し、様々な取組みを行っています。 中小企業においても、社会的なSDGsへの取り組みに対する関心の高まりから、企業イメージの向上や新たな事業機会の創出につながりを見据え、多くの企業がSDGsへの取り組みを推進しています。
SDGsへの取り組みについて厳密な取り決めはないので、どこから始めどのように進めてよいかわからないと思います。 SDGsに取り組む方法やメリットやデメリット、中小企業での必要性など詳しくは「SDGs宣言の方法やメリット、許可や例文」で解説しています。
SDGsの目標や取り組み内容を決め、SDGs宣言を策定して公表することで対外的にアピールする方法については、「SDGs宣言の公表とアピール方法」で解説しています。
各企業ごとのSDGsへの取り組み状況の診断から進め方、SDGs宣言の策定、PR支援まで細かくサポートしてもらえる「SDGs支援サービス」を行っている金融機関も多いので、法人口座を開設している取引先銀行に相談してみるのも良い方法です。
※VOIXもSDGsの取り組みを行っています。
※文中の製品やサービスなどの名称およびロゴは、各社の商標または登録商標です。
広報・PRご担当者様へ
特集記事
関連記事
記事選定/ライター
VOIX編集部
2020年代をリードするビジネス情報を中心にニュースを発信します。取材やリリースを中心に、価値のある情報をお届けします。
リリースをご希望の方