Mrs. GREEN APPLE、ドキュメンタリー映画の正式タイトル&キービジュアル公開「あなたは初めて、ミセスを知る。」

『MGA MAGICAL 10 YEARS DOCUMENTARY FILM 〜THE ORIGIN〜』(C)2025 MGA Film Partners

 Mrs. GREEN APPLEが11月28日、ライブフィルムとドキュメンタリー映画、2本の映画を公開する。6日、ドキュメンタリー映画の正式タイトルが『MGA MAGICAL 10 YEARS DOCUMENTARY FILM 〜THE ORIGIN(ジ オリジン)〜』であると発表された。また、キービジュアルも解禁となった。

 同作は、2025年の今年、デビュー10周年プロジェクトをスタートさせた彼らの素顔と、新曲「Variety」が生み出されるまでの創作過程に完全密着したドキュメンタリー。“ORIGIN”には、彼らがミセスである“原点”、創造の“原点”の意味合いが込められており、これまで一切明かされることのなかった、大森元貴(Vo/Gt)が楽曲をゼロから創り上げる制作の現場が初公開される。

 唯一無二の音楽が形になっていく過程や、大森の頭の中、そしてMrs. GREEN APPLEとして生きる3人の思いが、赤裸々かつ誠実に映し出される。なぜ今、このようなドキュメンタリーを世に送り出すのか。本作の製作総指揮も担う大森は、「この数年で Mrs. GREEN APPLEが世の中に届いて、多くの方に知っていただけてきているのを我々も感じています。間口が広がっていくと、奥行きをつけていくということをちゃんとしないと芸事として淘汰されてしまうと感じていたので、正しく見せたいという思いがありました」と、その意図を語る。

 さらに彼は、本作が単なる記念事業ではないことを「『10周年だから撮ろう』ではなく、『今撮るべきだ。ちょうど10周年だし』という方が正しいです」と強調する。「今撮るべきだ」と強く感じた理由、そしてその言葉に込められた思いのすべてが明かされる。

 キービジュアルは、本編のワンシーンを起用したもの。明るいイメージが強い彼らだが、音楽と向き合う3人の真剣な表情を捉えた緊張感溢れるカットとなっており、「あなたは初めて、ミセスを知る。」というキャッチコピーが、華やかな活動の裏側にある彼らの創作へのひたむきな姿勢や、トップランナーとしての覚悟を持った苦悩や葛藤を浮き彫りにし、本編への期待をさらに高めている。

 監督は、大森を主演に迎えた映画『#真相をお話しします』でメガホンを取った豊島圭介氏。2020年公開のドキュメンタリー映画『三島由紀夫vs東大全共闘〜50年目の真実〜』では、東京大学駒場キャンパスで行われた伝説的な討論会を軸に、三島由紀夫という稀代の天才作家の生き様と胸の内に迫り、高い評価を得た。

 豊島監督は、本作について「僕もドキュメンタリーを何本か撮っていますが、1年間も密着するのは初めてでした。今回特殊なのは、被写体とプロデューサーが同一人物であるということです。密着対象の被写体がいて、監督とプロデューサーがカメラの後ろにいて追いかける、みたいなことが普通だと思うんですけど、今回は大森さんがプロデューサーであり、被写体であるという特殊な環境なので、今までやれなかったことが多分できるかなと思いました」と撮影を振り返っている。被写体の“剥き出しの姿”や内面を克明に映し出す構成に定評がある豊島監督の手腕が、今作でも遺憾なく発揮されており、バンドが築き上げてきたすべてが、繊細な演出とともにスクリーン上で真摯に描かれる。圧倒的な輝きの裏に隠された彼らの”素顔”と”本音”に深く迫った本作は、単なるドキュメンタリー映画という枠組みを超え、3人の人間ドラマとしても観客の心を深く揺さぶる内容となっている。

 なおライブフィルム『MGA MAGICAL 10 YEARS ANNIVERSARY LIVE 〜FJORD(フィヨルド)〜 ON SCREEN』は、7月26・27日に神奈川・横浜の野外特設ステージで開催された圧巻のステージパフォーマンスをIMAX上映で体感できる内容。2日間で約10万人の観客を動員し、WOWOWでの「生中継」のほか、計15の配信プラットフォームでの「生配信」、全国325館での「映画館ライブビューイング」、“みるハコ”での「カラオケビューイング」も行われ、会場、配信とビューイングのトータル約30万人以上が視聴した公演となる。

 2作の上映劇場は全国256館に決定。ライブフィルム&ドキュメンタリーが全て同じ劇場でセット鑑賞可能となる。ライブフィルムは60館のIMAXスクリーンも合わせた計316館にて上映される。“2作同時公開”およびライブフィルムの“IMAX上映”は日本人アーティストとしては史上初。デビュー10周年を迎えた彼らを、ライブとドキュメンタリーという異なる視点から完全収録した企画となる。

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