SUITS/スーツ シーズン6 バリューパック [DVD]

エピソード1『トラブルに乾杯』“To Trouble”

あらすじ

ピアソン・スペクター・リット事務所からパートナー を含む従業員全員が去った。ルイスはハーヴィーを事務所に呼び戻し、ジェシカのもとにはマイクが関わった案件すべての顧客から集団訴訟の訴状が届く。ジェシカたちはパートナーを呼び戻そうとするが、連絡が取れない。一方、刑務所に入ったマイクは精神鑑定された後、監房へ。同室になったフランク・ギャロから刑務所にいる人間は信用するなと言われるが、マイクはギャロの話しぶりに親近感を抱く。

ネタバレ感想

パートナー達のみならず、経理や秘書、靴磨きまで人っこ1人居なくなった事務所。

すぐに手を打たないと大変だと取り乱すルイスに対し、ドナもジェシカもマイクを刑務所に送り届けて落ち込んでいるはずのハーヴィーを呼び出さず、今夜だけでもと配慮しました。

マイクのことで辛いハーヴィーはレイチェルのところに行き、大切な人と引き裂かれてしまった者同士、マイクの昔話をつまみにして語り合っています。

そこにジェシカとドナの反対を無視して電話をかけてきたルイス。

留守電を聞いたハーヴィーとレイチェルは、事務所がゴーストタウン化していると聞いて慌てて駆け付けることに。

ハーヴィーが到着するとほぼ同時に訴状も到着し、マイクが関わった顧客全員からの集団訴訟が起こされたのです。

ドナは秘書仲間のツテを使ってパートナー達の転職先リストを作成し、ハーヴィーは配達人を5000ドルで買収して訴状の配達時間を2時間遅く報告させ、その間にルイスは全パートナーに契約違反の通知を送って記録にすることに。

 

時間がない中でルイスはパソコン機材に苦戦中。しかし、ここで救世主が。

1人残らず逃げて行ったと思われたスタッフの中にベンジャミンが残っており、「事務所が正常に見えるようIT面からサポート」してくれていたのです。

ルイスに代わってベンジャミンが通知をメールで一斉送信してくれようとしますが、リストは全部デタラメだと判明してまた窮地に。

とにかく余裕のないルイスはやたらと暴言を吐いてハーヴィーに突っ掛かり、「マイクがいなきゃ君は今もジュニアパートナーだ」と痛過ぎる真実を突かれて「ドナがいなきゃパニクるくせに」とこれまた超えちゃいけないラインを突破してきます(笑)

早くも仲間割れしているようではマイクの自己犠牲も無駄になるわけで、2人を怒鳴り付けて喧嘩を止めたのはレイチェルでした。このタイミングでレイチェルに文句を言える人間なんておりませんが、ルイスとハーヴィーの仲違いは引き続き…といったところ。

刑務所に入るマイクは、規定通りの精神鑑定を受けさせられていて、“主人公気取りで自己愛的な傾向がある”という否定はできない結果が出ています(笑)

刑務所は小綺麗で、上手く立ち回りさえできればそれほど悪くなさそうにも見えますが、マイクは他人のトラブルを放っておけず、すぐクビを突っ込む主人公気取りタイプですしどうなることやら。

「ここじゃ誰も信用するな」と忠告してくれた同房の〈フランク・ギャロ〉は甥っ子を愛する気の良い男で、映画好きな共通点もあってすぐに仲良くなれそうです。

悪人には見えませんが、貧しい家庭で育ってきたギャロは金持ちになりたいという憧れが抑えきれず、インサイダー取引を繰り返した結果、服役することになったとか。

ギャロの身の上話を聞いて、マイクも自分が刑務所に入ることになった経緯を一から説明し始めました。そう言えば、こんなに葛藤なく自分の秘密を打ち明けられるのは初めてのことです。もう隠す必要もありませんしね。

「違法ですよ」と席を外したレイチェルとその場にいなかったドナを除いて、ジェシカの提案でハッパに走る代表3人。堅物のルイスにも強制的に吸わせます(笑)

ハイになった3人は誰もいない事務所で呑気に中華料理を食べながらバカ話。

恐らくハッパは初体験のルイスは春巻きの美味しさに感動し、自分の恥ずかしい過去を暴露して落ち込んで1人になったかと思いきや、戻ってきてギブスにハーヴィーの自供を録音したデータを渡そうとしていたことを明かして裏切りかけたことを謝罪したり感情のジェットコースターが巻き起こっています。

ハーヴィーも「マイクを雇い皆の人生を台無しにしたのは俺だ。なのに謝ってなかった、謝らせてくれ。すまない。どうか許してくれ」と手を差し出し、2人は歩み寄り仲直りに成功。リラックス効果もバカになりません。

 

自分の持っている資産を明かすのを渋っていたルイスはとうとう紙に書いた額を2人に提示。

恐らくは相当な額を持っているジェシカとハーヴィーでさえ、「信じられない!」と口を揃えて言い、「王様かよ!」とハーヴィーが突っ込むほど貯め込んでいたルイス(笑)

単純にケチなだけですが、3人の資産をあわせれば当面闘えるだけの軍資金は確保できました。

 

しかしここに来て更なる向かい風が。

ベンジャミンは事務所がハッキングされて顧客ファイルが盗まれたことに気付きます。

ジェシカの一番古い顧客〈ジム・レイノルズ〉が電話をかけてきて応対すると、出て行ったパートナーから事務所を分割する知らせを受けたことを教えてくれました。

出て行ったパートナーたちは顧客を盗まむ気ではなく、事務所を分割することで出資金を取り戻す気でいるのです。

 

「急いで銀行から金を移さないと」と考えるハーヴィーに対し、ジェシカとルイスは移さず、集団訴訟の和解金に使う、金がなければ取り戻せない、という案を即座に思いついた様子。

マイクがいない状況で新たな有能な若手ポジションとなるのはベンジャミンなんですかね(笑)

内部取引はお手のものなギャロは携帯を隠し持っていて、最初は断っていたマイクもレイチェルに無事だとメールするために携帯を借りて無事を知らせられました。

こんなアッサリ貸してくれるものなんですね。

よくある映画や海外ドラマでは携帯を借りるのにも相応の対価を積まないとならないイメージがありますが、ギャロが良い奴過ぎるのか、はたまた後で借りを返せと迫られるのか?

どちらにせよもっと先の話しかと思いきや、早くもこれがハーヴィーに恨みを持つギャロの策略だったことが発覚。

13年前、ハーヴィーの手で刑務者に入れられてそれ以降復讐を企んでいたところ、マイクの記事を新聞で読んでチャンスだと考えたそう。刑務官を買収して初日に同房だと嘘をついて携帯を持ち込むというなかなかの計画性です……。

マイクはうっかり全ての罪も婚約者の連絡先も自分から明かしてしまったわけです。

お人好し故にこうなったという原因は想定内でしたが、これは意外な方面からのトラブルでした。

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▼次回、エピソード2

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