劇場公開日:2025年10月3日

解説・あらすじ

ベルリン、カンヌ、ベネチアの3大映画祭で受賞歴を誇るポール・トーマス・アンダーソンが、レオナルド・ディカプリオを主演に迎えて手がけた監督作。トマス・ピンチョンの小説「ヴァインランド」からインスピレーションを得た物語で、冴えない元革命家の男が、何者かにひとり娘を狙われたことから次々と現れる刺客たちとの戦いを強いられ、逃げる者と追う者が入り乱れる追走劇を展開する。

かつては世を騒がせた革命家だったが、いまは平凡で冴えない日々を過ごすボブ。そんな彼の大切なひとり娘ウィラが、とある理由から命を狙われることとなってしまう。娘を守るため、次から次へと現れる刺客たちとの戦いに身を投じるボブだが、無慈悲な軍人のロックジョーが異常な執着心でウィラを狙い、父娘を追い詰めていく。

逃げ続ける中で革命家時代の闘争心を次第によみがえらせていくボブを、レオナルド・ディカプリオが演じ、ボブの宿敵であり、娘ウィラに執拗な執着をみせる軍人ロックジョーをショーン・ペンが怪演。ボブのピンチに現れる空手道場の謎のセンセイ(先生)をベニチオ・デル・トロ、ボブの革命家仲間をレジーナ・ホール、妻でカリスマ革命家をテヤナ・テイラーが演じ、新進俳優チェイス・インフィニティが娘ウィラ役を務める。

2025年製作/162分/PG12/アメリカ
原題または英題:One Battle After Another
配給:ワーナー・ブラザース映画
劇場公開日:2025年10月3日

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5.0 これまでのポール・トーマス・アンダーソン監督作品の中で、最も万人向け。人物描写や音楽の使い方などが秀逸で、名作の域に達しているエンタメ作品!

2025年10月3日

スマートフォンから投稿

これまでのポール・トーマス・アンダーソン監督作品はツウ向けが多い印象でしたが、本作では最も製作費をかけてアクションシーンを増やすなどエンターテインメントを追求した楽しい作品になっています。
本作のメインは子供が成長した「16年後」ではありますが、前半の展開が「16年後」において重要な意味を持ってきます。
そこで前半も時間を確保してしっかり描く必要性があるのです。
上映時間が162分ではありますが、前半は前半で面白いですし、「前半」との対比のもと「16年後」の父親役のレオナルド・ディカプリオの姿や、娘との関係性などが人物造形において深みを与え、長さを感じさせません。
メインの登場人物が奇抜な役柄になっていますが、レオナルド・ディカプリオ、ショーン・ペン、ベニチオ・デル・トロというアカデミー賞受賞経験のある個性派俳優3人の“競演“も見どころの1つです。
これまでポール・トーマス・アンダーソン監督が培ってきた人物描写手法や音楽の活用法などを駆使し、アカデミー賞でのノミネートも多数期待できる、演技も展開も楽しめる名作です。

細野真宏 3.0 少し長かったかな

2025年10月4日

iPhoneアプリから投稿

鑑賞方法:映画館

個性的な作品の多いポール・トーマス・アンダーソン監督です。
前半は過激なテロリスト集団の破壊活動を派手に描きつつ、アメリカの陰部を冷静にとらえ、後半は親子愛をメインにロックジョーという異常な性愛者の狂気を独特の目線で見せる娯楽アクション作品でした。
暴力的なテロリストと狂気な将軍が主役なのでアクションも盛りだくさんでサスペンス調の音楽の効果もあり緊迫感のあるシーンが続きます。
コミカルなシーンもかなり多く楽しめましたが162分の上映時間は少し長く感じました。
レオナルド・ディカプリオとショーン・ペンのはこの作品でたくさんの演技賞を獲得しそうです。
おススメ度は普通のやや上。

Yoji もーさん 4.0 鬼気迫るような音楽と緊張感のあるシーンと、あからさまな下ネタやジョ…

2025年10月4日

PCから投稿

鑑賞方法:映画館

鬼気迫るような音楽と緊張感のあるシーンと、あからさまな下ネタやジョーク、アホ丸出しの言動との緩急が有効に使われており、かつ時事的なシーンや、パルクールのような場面、ハラハラするカーチェイスシーンなどのカメラワークも相まって、最後まで観客を飽きさせない魅力的な作品となっていると思いました。何回も見たくなるような中毒性があるのも頷けます。

にち

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