福士蒼汰と福原遥が主演を務める『楓』のムビチケビジュアルと新場面写真が解禁された。

本作は、スピッツの名曲「楓」を原案に、亡くなった双子の弟のふりをする兄と、残された弟の恋人との恋を描く切ないラブストーリー。監督は、多様な恋愛映画を手掛けてきた行定勲が務める。

この度、10月10日(金)より発売のムビチケ前売券のビジュアルが解禁。運命に翻弄される主人公2人と、彼らを取り巻くキャラクターたちの表情が美しく切り取られている。

双子の弟・恵を失い、弟のフリをする兄・涼を一人二役で演じる福士蒼汰、そして恵の恋人・亜子を演じる福原遥。

さらに、涼と恵の幼なじみで2人を見守る梶野茂(宮沢氷魚)、涼を慕う後輩の遠藤日和(石井杏奈)、亜子の心の拠り所となる亜子の行きつけの店の店長・辻雄介(宮近海斗/Travis Japan)。

本当のことを言い出せないまま、亜子への想いを募らせる涼だけでなく、何か秘密を抱えている亜子、すべてを知る梶野、そして2人の切ない真実に気付いていく日和や雄介など、キャラクター全員が胸に秘めた感情が静かに伝わってくるデザインとなっている。

併せて解禁された場面写真には、恵として亜子と日々を過ごす涼の姿が映し出されている。近所の猫にご飯をあげるシーンでは、亜子に優しい眼差しを向ける涼の姿が、温かくもどこか儚い。

しかし、別の写真では、涼が1人、苦悩に満ちた表情で何かを見つめる姿が捉えられており、二重の生活に戸惑いながらも、明るく真っ直ぐな亜子に惹かれていく涼の複雑な心情が伝わってくる。

さらに、福士と福原の他にも、物語を彩る重要なキャストたちの姿が垣間見える。

涼と恵の幼なじみで、ただ1人真実を知る梶野茂(宮沢氷魚)は、涼の葛藤を見守る重要な存在だ。

また、涼が働く職場で彼を慕う後輩の遠藤日和(石井杏奈)は、涼との何気ないやりとりの中で、少しずつ違和感を抱き始める。

そして、亜子の行きつけのバーの店長・辻雄介(宮近海斗/Travis Japan)は、明るく穏やかな表情で亜子の話に耳を傾けており、彼の存在が、亜子の心の支えとなっているようだ。

また、亜子が恵の肩にそっと腕を回し、楓の葉を見つめながら笑顔で寄り添う写真や、壁にピン留めされたモノクロのフォトストリップからは、2人が築き上げてきたかけがえのない幸せな時間の尊さが感じられる。

しかし、病室のベッドに横たわり、遠い目をする亜子の姿からは、亜子にもまた、誰にも言えない秘密があることを示唆している。

愛する人を失った悲しみ、新たな恋心、そして、それぞれが抱える秘密。物語の深みが伝わってくる場面写真となっている。

『楓』は12月19日(金)より全国にて公開。

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