スコット・デリクソンが監督を務めた大ヒットサイコスリラー『ブラック・フォン』(22)の続編、『ブラックフォン 2』が11月21日(金)より公開されることが決定。あわせて本作の日本版予告編と、ポスタービジュアル、場面写真が一挙解禁となった。

【写真を見る】死してより強力になった最恐のサイコキラーに、フィニーとグウェンの兄妹が再び立ち向かう日本版予告編が解禁に【写真を見る】死してより強力になった最恐のサイコキラーに、フィニーとグウェンの兄妹が再び立ち向かう日本版予告編が解禁に[c]2025 Universal Studios. All Rights Reserved.

ホラー界を牽引するブラムハウスが製作、『ドクター・ストレンジ』(16)、『エミリー・ローズ』(05)、『フッテージ』(12)など、恐怖映画からマーベル作品までを手掛けるデリクソンが監督を務めた『ブラック・フォン』。断線した黒電話から聞こえる死者からのメッセージを頼りに、少年が連続殺人鬼からの脱出を図るという斬新な設定と、恐怖の先に描かれる兄妹の絆が感動を呼び、大ヒットを記録した。本作はその続編。デリクソンが再び監督、脚本を務め、死者となった“連続殺人鬼”グラバーをイーサン・ホークが再び演じる。

世界中を前例のない恐怖で震え上がらせた前作では、子どもの連続失踪事件が多発するコロラド州の町を舞台に、断線した黒電話に届く「死者からのメッセージ」を頼りに、監禁された一人の少年が連続殺人鬼の家から脱出に挑む、予測不能の恐怖と狂気で満ち満ちた物語が描かれた。グラバーの死をもって惨劇は幕を閉じたかに思われた『ブラック・フォン』だったが、事件から4年後、兄妹たちの前に再び“黒電話”が鳴り響くことになる。

いまもあの地下室のトラウマに苦しむ17歳になったフィニー(メイソン・テムズ)と、意志の強い少女へと成長した15歳になった妹のグウェン。夜な夜な3人の子どもが殺される悪夢を見るグウェン(マデリーン・マックグロウ)の説得で、現場となったウィンターキャンプの地へ向かった彼らが突き止めたのは、グラバーと自分たちの家族を結びつける、あまりにもおぞましい真実だった。死してより強力になった最恐のサイコキラーに、フィニーとグウェンの兄妹が再び立ち向かう。

今回到着した日本版予告編では、グラバーが夢と現実の両側からサイキック兄妹を執拗に追い詰める姿が捉えられている。白銀の世界にぽつりと置かれた電話ボックスや、「故障中」と貼られた“黒電話”。いまにもベルが鳴りだしそうなこの象徴的な存在が、4年前の悪夢を思い起こさせる。前作でも、予知夢によってフィニーを捜索した妹グウェンが「恐ろしい夢を見たの」と告げる不穏な一言から物語は始まる。今回もその一言によって、これから起こるおぞましい恐怖体験の断片が感じられる。

4年前にフィニーが監禁されていた地下室では、立ちすくむグウェンと、あころのまま壁にかけられた“黒電話”が。異様に鳴り続ける黒電話に、堪らずフィニーが受話器を手に取り耳に当てると、死闘の末に葬り去ったはずの連続殺人鬼グラバーが、「物語は完結したと思うか?」と不気味に問いかける。映像には、グウェンの悲鳴、幽霊として現れる子どもたち、手斧や怪奇現象によって襲われる兄妹の姿が次々と映しだされ、前作をはるかに超える絶望的なシーンが描かれている。

死者となった<連続殺人鬼>グラバーをとらえたポスタービジュアル死者となった<連続殺人鬼>グラバーをとらえたポスタービジュアル[c]2025 Universal Studios. All Rights Reserved.

あわせて解禁されたポスタービジュアルと場面写真では、黒電話を通じて話すフィニーを、電話ボックスの外からグラバーが凝視する様子が写しだされている。見る者を釘付けにする身の毛もよだつ口角が不自然なまでに上がった笑顔のマスク。その奥底に覗く瞳は全く笑っておらず、強い怨念を感じさせる。サイコキラーの再来を恐怖と共に心に刻み付けるビジュアルに仕上がっている。

今度は死者となって再び現れるサイコキラーに、兄妹はどのように立ち向かうのか?前作を遥かに凌駕する恐怖と、さらに強く描かれる兄妹の絆が織りなす物語に期待が高まる。

文/鈴木レイヤ

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