『めおと日和』出演の芳村宗治郎、映画単独初主演 来年春公開の映画『ゾンビ1/2 〜Right Side of the Living Dead〜』【コメント全文】

映画『ゾンビ1/2 〜Right Side of the Living Dead〜』主演の芳村宗治郎

 俳優の芳村宗治郎が、2026年春に公開予定の映画『ゾンビ1/2 〜Right Side of the Living Dead〜』の主演に決定。芳村は映画単独初主演となる。

 会社員として暮らす、人類最後の“半ゾンビ”新宮龍馬(しんぐう・りょうま)が本作の主人公。「波風立てずに生活したい」と普通の生活を送っていたが、ある日インターンで来た大学生・羽座目(うざめ)くんを噛んでしまい、ゾンビパンデミックが勃発。混乱を収めるべく戦いに挑むはずが、根っからの陰キャ気質が邪魔をして、なかなか動き出せない。

 芳村は同作の出演について「今回初めてゾンビ映画でゾンビ役を演じさせてもらうことになり、ワクワクしています!コメディ全開な世界観に半ゾンビの主人公が共存していて、とてもユニークな企画です」と作品への期待を語り、「この役を通じて、コメディの自由さやバカバカしい楽しさを自分なりに届けられるよう頑張ります」と、11月上旬のクランクインに向け準備万端の様子を見せた。

 今回の映画は、制作プロダクションのメディアミックス・ジャパン(MMJ)の新たなるチャレンジとして、20〜30代の若手社員を対象に劇場用映画企画の機会を設けたプロジェクト「M CINEMA」の第2弾となる。第1弾は、菊地姫奈が主演を務めた『V. MARIA』(2025年4月公開)で、目黒シネマでの開館50周年記念上映が連日満席となった。

 第2弾となる本作は、ゾンビパンデミック終結後の世界で、唯一理性を保った「半ゾンビ」が主人公となる物語。普段は俳優のマネージャーとして働いている、B級映画好きMMJ社員の柳沢太介氏と、MMJ入社2年目、ゾンビ映画好きの23歳・太田氏が共同で企画・発案し、柳沢氏がプロデューサー、監督を太田氏が務める。太田監督は「ゾンビ映画に出会い、このジャンルをもっと日本に広めたいと考えて、いつか私がゾンビ映画の監督をするんだ!と思っていました。今の自分にしか撮れない映画を形にしたい」とコメントを寄せ、柳沢プロデューサーは「レンタルビデオショップでホラーやB級映画を漁り、“観ちゃいけないものを観てしまった感覚”に夢中になったあの頃の原体験を観客にも味わってもらいたい」と企画の意図を説明した。

 ゾンビ映画といえば“ホラー”の印象が強いが、本作はコメディ要素を加え、「ブラックコメディ」というジャンルでゾンビの世界を描く。“ゾンビあるある”を描きながら、幅広い年齢層が楽しめるB級映画を目指す。

 芳村は1998年2月1日生まれ、東京都出身。BLUE LABEL所属。ドラマ『珈琲屋の人々』(14年)、ドラマ『弱くても勝てます 〜青志先生とへっぽこ高校球児の野望〜』(14年)、ドラマ『She』(15年)、ドラマ『MARS〜ただ、君を愛してる〜』(15年)、映画『一週間フレンズ。』(17年)、映画『PARALLEL』(21年)、ドラマ『アンラッキーガール!』(21年)、ドラマ『美しい彼』(23年)、映画『法廷遊戯』(23年)などに出演。今年はドラマ『波うららかに めおと日和』や、Prime Videoの恋愛考察バラエティ『セフレと恋人の境界線「特別な人」』に出演した。

【コメント全文】
●芳村宗治郎、コメント
今回初めてゾンビ映画でゾンビ役を演じさせてもらうことになり、ワクワクしています!
そしてコメディ映画の主演は初めての挑戦ですが、とても光栄です。
ゾンビ映画でゾンビが主演というのは、少ないと思います。流石に喋らないわけにはいかないので、ゾンビはゾンビでも半ゾンビというなかなか珍しい設定です。最初台本を読ませていただいた時はコメディ全開な世界観に半ゾンビの主人公が共存していて、とてもユニークな企画で自分自身作品に期待しました。
主人公の半ゾンビは完全なゾンビになれず、現代社会の若者のように無気力なまま、生きている(?)やつです。そんな欠点だらけに見える彼でも、実はとても魅力的なキャラクターで物語が進むごとに彼の成長や意外な一面が見えてきます。自分はそんな彼の魅力をなるべく引き出すために、いろいろな表現に挑戦していこうと思っています。
この役を通じて、コメディの自由さやバカバカしい楽しさを自分なりに届けられるよう頑張ります。

●柳沢太介氏(プロデューサー)、コメント
小学生の時によく通っていた近所のレンタルビデオショップ。
なぜかホラー映画コーナーは一番奥にあって“迂闊に近づいてはいけない場所”という雰囲気がありました。親には内緒でパッケージだけで選んだホラー映画を借りて深夜にこっそり見ていたあの頃。
“あぁ観ちゃいけないヤバいもの観ちゃったな”という感情。
ホラー映画ばかりを観ていたと思ったら気がつけばB級映画ばかりを観るようになり、どれだけクソ映画(褒め言葉です)を発見できるか。という自分との戦いに明け暮れたあの頃。
レンタルショップが衰退した今の子供達はこういう思いを感じているのだろうか。
そんな自分の映画の原体験を誰かにもしてもらいたいと思い今回の企画を考えました。
若手女性監督が撮った新しいゾンビのカタチ。
ゾンビでありながらも1人の男として悩み、葛藤する主人公の生き様と彼の周りの少し変だけど憎めない人々を是非劇場で観ていただきたいです。

●太田えりか氏(監督)、コメント
この度、初めて映画の監督を務めることになりました。
正直に言えば、経験やセンスで勝ち取った席ではありません。
まだ学ぶことばかりの自分が監督を務めることに、不安や戸惑いもあります。
子どもの頃、「映画のエンドロールのどこかに自分の名前をいつか載せたい」という淡い夢を抱いていました。
ゾンビ映画に出会い、その面白さに魅せられ、このジャンルをもっと日本に広めたいと考えて、いつか私がゾンビ映画の監督をするんだ!と思っていました。
まさかこんなに早く、しかも1番最後に出る“監督”として名前が載ることになるとは思っていませんでした。
本当にラッキーな事だなと思い、夢は口にし続ければ叶うものだと実感しています。
とはいえ、制作を進める中で、映画制作は自分が何を信じて、何を描きたいのかを常に問われるものだと実感しています。
この作品を通して学びながらも、今の自分にしか撮れない映画を形にしたいです。
観てくださる皆さまに「面白い!」「こういう映画もアリだな」と思っていただける作品を届けられるよう全力を尽くします。

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