ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.10.01 08:43

Netflix(ネットフリックス)の人気アニメーション映画『KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ』(以下、『ケデホン』)の主人公の行動を真似る「ヌードルチャレンジ」がソーシャルメディアで拡散し、米国の著名な小児病院が火傷事故への注意を呼びかけたと、ニューヨーク・タイムズ(NYT)が9月29日(現地時間)、報じた。

米ボストンのシュライナーズ小児病院は最近、公式ホームページの声明を通じて「カップラーメンは子どもの火傷原因のおよそ3分の1を占めている。シュライナーズ病院でもこのようなけがを週に2〜3回は目にする」と明らかにした。

病院側は、『ケデホン』の場面を再現する「Kポップヌードルチャレンジ(#KPopNoodleChallenge)」「デーモンハンターズラーメン(#DemonHuntersRamen)」などのチャレンジがティックトック(TikTok)を中心に広がっているとし、特に注意を呼びかけた。これらの動画は、小さな子どもたちがまるでアニメーション映画『ケデホン』のキャラクターのように小ぶりのカップラーメンをすするという内容だ。

カップラーメンは調理の過程で電子レンジで加熱した容器を取り出す際や、ふたを開ける際に熱いスープをこぼす危険が大きい。病院は特に、子どもの皮膚は大人よりも薄いため、より低い温度でも火傷しやすいと説明した。

シュライナーズ病院は「子どもたちが楽しい流行に参加してはいけないということではない。安全に、大人が見守る中で参加すべきだということだ」とし、「一度の事故で、深刻で痛ましい、一生消えない傷痕が残ることもある」と警告した。

さらに、大人より子どもの方が火傷に弱いとし、「年齢が低いほど皮膚が薄く、(大人よりも)低い温度でも火傷を負う可能性がある」と注意を促した。

カナダ・バンクーバーの形成外科専門医ジャック・チャン医師は「カップラーメンは底が狭く、水をカップいっぱいに入れるため倒れやすい」とし、「幼い子どもの顔に熱湯がこぼれれば深刻な火傷につながる恐れがある」と警告した。

専門家らは、『ケデホン』ブームとは無関係に、すでにカップラーメンが子どもの火傷の主要な原因として認識されてきたと指摘する。2023年にシカゴ大学小児病院が行った研究によると、火傷で入院した小児患者の31%がカップラーメンによるけがだったとNYTは伝えた。

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