プラダ(PRADA)が次の夏に欠かせないと提案したのは、クラシックなヘアジェル。レジェンドヘアスタイリストのグイド・パラオが手がけたのは、実用的でありながら洗練されたシンプルなスタイル。ロングヘアのモデルは後頭部に繊細なパターンを描くようにピンで固定し、ショートやミディアムはうなじに自然に垂らすだけという、抜け感のある仕上がりだ。

一方、トッズ(TOD’S)のランウェイでは、ウェットな質感の髪が全てを語っていた。シンプルながらも強さとモード感を放つ“濡れ髪”は、来季のムードを象徴するスタイルといえそうだ。

トッズ(TOD'S)2026年春夏コレクションより。

トッズ(TOD’S)2026年春夏コレクションより。

Victor VIRGILE/Getty Imagesトッズ(TOD'S)2026年春夏コレクションより。

トッズ(TOD’S)2026年春夏コレクションより。

Victor VIRGILE/Getty ImagesGrandma chicマックスマーラ(MAX MARA)2026年春夏コレクションより。

マックスマーラ(MAX MARA)のランウェイに登場したのは、高さのあるヘアでドラマティックさを際立たせるスタイル。ポンパドゥール夫人から着想を得たスタイルで、ふんわりとボリュームをもたせたお団子を黒のヴィンテージ調ヘアバンドで固定し、クラシカルな気配を漂わせた。

ジョルジオ アルマーニ(GIORGIO ARMANI)では、前髪にかかるようにふわりとカールしたフレンチツイストがロマンティックなムードを演出。さらに、デムナ・ヴァザリアによるグッチ(GUCCI)のルックブックには、エリザベス女王2世も愛用していたであろうヘッドスカーフが登場し、懐かしさと気品を同時に感じさせた。

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