2025年9月29日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館
小池ルパンは大好きで、本作も盤で何度も見返したいと思っていますが、映画館て見ていて、映画として残念な点はありました。それはルパン達が、謎の島へ【主体的に乗り込もうとしてるのか】それとも【受け身でおびき寄せられてしまったのか】…どっちにも受け止められてしまってプロットの輪郭がボヤけていた点です。ルパン一行は飛行機をチャーターして、島に【自ら乗り込み】ますが、島の住人から攻撃を受けて遭難状態で島に降り立ってからは、延々と【受け身の状態】が続いていて、すぐ島から脱出する事ばかり考えています。
主人公が【乗り込む】のと、【受け身でおびき寄せられる】のとではストーリー展開は全く変わってくるはずです。謎の場所に【おびき寄せられる映画】というのはホラー映画によくある設定であり、それとは逆に【自ら乗り込む】といえば「インディ・ジョーンズ」のような冒険活劇系になります。本作のプロットではこの区別が曖昧模糊としているため、受けて立つ側のムオムも、ルパン達に来て欲しいのか、来て欲しくないと思っているのかがよくわかりません。
LUPIN THE IIIRD THE MOVIE 不死身の血族