サステナ特集 目指せ!循環ファッション、業界の30の壁と突破口
目指せ循環!ファッション産業の未来地図
課題、それはすなわちビジネスチャンス
ユニクロが循環で描く”次の時代の服作り”
業界団体JSFAが「理想の資源循環像」を公表
百貨店×リユース「タンスのお宝」循環
「WWDJAPAN」9月29日号は特集「目指せ!循環ファッション」をお届けします。日本のファッション産業が持続可能な未来に進むには、「つくって、売って、終わり」という流れを見直し、服が長く生かされる仕組みをつくることが欠かせません。素材づくりからデザイン・生産、販売、着用、回収、そしてもう一度資源に戻すまで、すべての工程をつなぎ直し、無駄なく活かしていくことが求められています。
本号は、その全体像を示す「循環マップ」を出発点に、現場で立ちはだかる「30のボトルネック」を明らかにし、それを次のビジネスチャンスとしてとらえます。誌面に登場するのは「ビューティ&ユース ユナイテッドアローズ(BEAUTY & YOUTH UNITED ARROWS)」やワールドなど、循環の実装に挑む企業やブランド。さらに座談会形式では、豊島、ゴールドウイン、J.フロント リテイリング、三井住友信託銀行の4社が、CVC(コーポレート・ベンチャー・キャピタル)を通じて描く未来像を語り合いました。
また、ユニクロの循環型プロジェクト「RE.UNIQLO」については、見開きでフィーチャー。柳井康治取締役とクレア・ワイト・ケラー クリエイティブ・ディレクターへのインタビューを軸に、原料調達から服作り、回収・リユース・リサイクルまで、多角的に取り組む全体像を解説します。
誌面には、バトンを持つリーダーたちのポートレートや、循環を象徴するグラフィックトートバッグなど、ビジュアル面でも「つなぐ」イメージを込めました。デザインの力、コミュニティの力を起点に、循環はもはや理想論ではなく、実装のステージに入っています。
ミニ特集では、J.フロント リテイリングとコメ兵の合弁会社による買い取り店「めぐらす(MEGRUS)」にフォーカス。百貨店グループとブランド品リユースという異色のタッグのビジネスモデルを解説します。また、中国のシーイン傘下のコスメブランド「シーグラム(SHEGLAM)」について語る、シルヴィア・フー創業者兼最高経営責任者(CEO)のインタビューも必読です。
(COVER CREDIT)
GRAPHIC DESIGN:KINOKO SOCIAL CLUB
PHOTO:KEITA GOTO(W)
HAIR&MAKEUP:MOMIJI SAITO(EEK)
STYLING:NATSUMI OGASAWARA
MODEL:SVETA BLACK(WIZARD)
ART DIRECTION & DESIGN:RYO TOMIZUKA
COVER REELS DESIGN:CHIGE (GWISUB JUNG)
コート25 万5200円、タートルネックニット8万3050円、トラウザーズ12万6500円、ブーツ13万6400円/全てトーテム(トーテム クライアントサービス)
*トラウザーズ、ブーツを含む全身ルックはSNSで紹介