黒田さん「じママさんの『人生が圧倒的にラクになる! 夫婦ONE TEAM思考』読みました。この本には夫婦のつまずく原因や理由などがいろいろ書いてあって、僕もとても勉強になりました」

じママ「ありがとうございます。『妻のトリセツ』(黒川伊保子著・講談社刊)シリーズを担当された黒田さんから、『夫婦ONE TEAM思考』の感想を忖度なくお聞かせいただきたいです」

黒田さん「『妻のトリセツ』が夫に対して「奥さんにはこういうところがあるから気をつけてね」という内容だったのに対し、『夫婦ONE TEAM思考』は「仕事でのやり方を夫婦に置き換えたらどうなるか」という視点で書かれているので、多くの男性にしっくりくるのではと思いました。「どうしたら部下が心を開いてくれるか」といった悩みは、まさに夫婦関係にも当てはまりますから。 「仕事は仕事、家庭は家庭」と分けて考える人は多いですが、この本は「仕事のやり方を家庭に当てはめていいんだ」という、新しい気づきを与えてくれます」

じママ「夫婦なのに会社みたいだったり、上司と部下のような関係は嫌だという人もいるでしょう。でも、今は夫婦二人で頑張っていかないと難しい時代ですよね。令和の今、夫婦もチームになっていくことが結婚生活には合っていると思います」

黒田さん「本に出てくる「家が安全地帯」という言葉も印象的でした。会社のリーダーは、部下が「行きたくなる」ような職場を作るべきですが、家もまた、安心して帰れる「安全地帯」であるべきだという考え方は、みんなの学びになると思います」

じママ「とあるママさんから「夫が仕事が忙しいと言って毎日終電前に帰宅する」という悩みを聞きました。そこで、「家を安全地帯にする努力をしてみて」と伝えたところ、今では定時で帰り、子どもの早寝を手伝ってくれるまでに変わりました。後日話し合いをしてわかったのですが、仕事だというのは嘘で、家に帰りたくなかったそうです。それくらい家庭が「安全地帯」であることは重要なんですよね」

黒田さん「それで言うと、休日は朝から家族とずっと一緒に過ごしているから家族の空気感がわかる。でも、平日は夜遅くまで仕事して帰ってきて、僕以外で作っている空気感の中に入っていった時に、自分だけテンションが違うなと感じることがあります。サッカーの途中交代みたいにゲーム終了間近の10分だけ入っても、なんで妻がグッタリ疲れているのかわからない。そんな時、妻にどう声をかけたらいいのでしょうか?」

じママ「声をかけるよりも、まずは相手に気を遣うことをやめて、帰りたくなくなるような雰囲気を作らないことです。自分の家族で自分の家なのに、いつ帰ろうかと気を遣う。それを毎日続けていたら疲れちゃいますよね。妻も「今日こんなことがあってイライラしてるんだよね」と話したり、夫が異変に気づいて「どうしたの?」と聞ける関係づくりが大切です。それができないから、帰りたくなくなってしまうんです」

黒田さん「普段から夫婦のコミュニケーションを取っておくことが大事なんですね」

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