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新しいジェームズ・ボンドは、イギリス出身の無名の若手俳優が演じることになりそうだ。Amazon MGMスタジオが手がける新生『007』シリーズの監督に就任したドゥニ・ヴィルヌーヴが、2026年に『デューン 砂の惑星 Part3』の製作を終えた後、キャスティンに着手すると『Deadline』が報じた。
MI6の諜報員ジェームズ・ボンドの活躍を描く『007』シリーズは今年2月、60年以上にわたってクリエイティブ面で全権を掌握してきたマイケル・G・ウィルソンとバーバラ・ブロッコリが米Amazon MGMスタジオと合弁会社を設立し、クリエイティブコントロール権を移譲した。同社が初めてプロデュースするシリーズ26作目は、エイミー・パスカルとデヴィッド・ヘイマンがプロデューサーを務め、監督をヴィルヌーヴ、脚本を映画『スペンサー ダイアナの決意』やドラマ『ピーキー・ブラインダーズ』で知られるスティーヴン・ナイトが手がける。
新作は、『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』(2021)まで15年に渡ってボンド役を演じたダニエル・クレイグの後を引き継ぐのではなく、「新しいボンド、新しいスタート、すべてを一新する」作品となる。ボンドの英海軍司令官時代までさかのぼり、MI6の諜報員として頭角を現す様子が描かれるようだ。
求められる俳優の年齢は、20代後半から30代前半。女性の可能性を指摘する声もあるが、原作者のイアン・フレミングが描いたまま男性となる見込み。また、シリーズで初めて白人以外の俳優が演じる可能性もあるそうだ。情報筋によると、『007』シリーズ第26弾は2027年に撮影が行われ、2028年11月に公開されるものとみられる。