NHK「未解決事件」の新シリーズでキャスターとナレーションを務める和久田麻由子アナウンサー
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 NHKの和久田麻由子アナウンサー(36)が25日、同局で行われた「未解決事件」(10月4日放送スタート、土曜後10・00)の取材会に登場。第2子出産後、初の公の場となった。同番組でキャスター兼メインナレーターを務める。

 和久田アナは「緊張して手が震えます。重厚なテーマで、自分にとっても大きなチャレンジ。この番組の世界と、視聴者を橋渡しする存在になれれば」と意気込みを語った。

 メインナレーターを務めるにあたり「長年ニュースキャスターを担当していたので、ナレーションは違うなと。ニュースは映像、文字、原稿、声があり情報を正確に届けるものなので、ニュースリードは明確に性格に届けることを意識してきたが、ナレーションは、主役は現場でとった映像やインタビューの生の声。それを補うためにナレーションがある。今になってやっと証言してくれた生の声。揺れ動いてた心情や熱量や温度がある。自分の表現で迫力や温度を下げないように表現していけたら。チャレンジでもあり、これから試行錯誤していきたい」と語った。

 約1年半ぶりの番組出演。「かなり間があいて、久しぶりの出演。メインはナレーションだが、今後スタジオで進行もある」と声だけでなく、スタジオで進行を担当することもあるという。

 「これまでさまざまなアナウンサーとしての経験をしてきて、人生経験もして、物事をとらえる視点が変わってきた。ニュースを見ても、心動かされる話題も以前と変化してる。経験を生かしてこれからも頑張りたい」と引き締まった表情を見せた。

 迷宮入りした未解決事件を徹底的に検証する名物シリーズ「NHKスペシャル・未解決事件」を定時化。新事実・検証を掘り起こすと同時に、現代とのつながりや教訓を浮かび上がらせていくもの。社会、経済、地方、海外と多岐にわたる未解決事件とその“闇”に挑む。27日には放送直前スペシャルが放送される。

 和久田アナは女子学院高から東大経済学部を経て、2011年にNHK入局。14年岡山放送局から東京アナウンス室へ異動。同年「おはよう日本」のメインキャスターに抜てきされた。2019年に、早大時代に箱根駅伝で活躍した同世代の会社員と結婚。22年4月にそれまで担当していた「ニュースウオッチ9」のキャスターを離れ、同年夏ごろに第1子を出産。育休期間を経て仕事に復帰し、23年4月から「ニュース7」を担当。第2子出産のため、昨年3月いっぱいで産休に入っていた。

 ニュースのみならず、五輪中継、紅白歌合戦の総合司会など、「NHKの顔」として活躍。知的で上品なルックスに加え、確かなアナウンス力でお茶の間に支持されて続けてきたエースアナの“復帰”に注目が集まっている。

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