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Reuters
掲載日
2025年9月25日
ポーランド最大のファッション小売企業であるLPPは木曜日、第2四半期の純利益が前年同期比5.4%増となったと発表しました。伸びを牽引したのは、手頃な価格帯のSinsay(シンセイ)チェーンの継続的な好調です。
ポーランドのクラクフにあるSinsayの店舗 – 手頃な価格のファッションがLPPの利益を牽引 – LPP
Reserved(リザーブド)、Sinsay(シンセイ)など、中欧でファッションブランドを展開するLPPは、第2四半期の純利益が4億6,700万ズロチ(1億2,775万ドル)となり、アナリスト予想の4億9,700万ズロチをわずかに下回ったと発表しました。
LPPは、インディテックス傘下のベルシュカ(Bershka)などファストファッション各社と競合するエントリープライス帯のブランド、Sinsay(シンセイ)に注力し、欧州での急速な拡大を進めています。同グループは、2025年に売り場面積を25~30%拡大し、グループ全体の売上の75%をSinsayが占めることを目標としています。また、2027年末までに店舗網を約7,500店舗まで拡大する計画です。
同社によると、好調な勢いは第3四半期も続いています。8月1日から9月21日にかけて既存店ベース(LFL)の売上成長を記録し、オンライン売上は前年同期比24%増、グループ全体の売上は恒常為替レートベースで22%増となりました。
LPPは最近、2025/26年度の売上高見通しを230億~240億ズロチへと、従来の250億~260億ズロチから下方修正しました。この下方修正は、5月の異常な寒冷な天候が春夏コレクションの需要に影響を与えたためです。
第2四半期の純利益は前年同期比5.4%増の4億6,700万ズロチ、売上高は11%増の55億5,000万ズロチとなりました。同グループは上半期に432店舗を新規出店しました。
(1ドル=3.6556ズロチ)
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