『妻のトリセツ』(黒川伊保子/講談社刊)シリーズなどの宣伝を手がけ、70万部を超えるヒットにまで導いた「伝え方のプロ」として知られる黒田剛さん。数々のベストセラーを仕掛けてきた書籍PRの第一人者でありながら、子どもを育てる父として、子育てにも向き合う日々を送っています。
4月にご自身初の著書『非効率思考 相手の心を動かす最高の伝え方』(講談社刊)を出版された黒田さんと、6月20日に『人生が圧倒的にラクになる! 夫婦ONE TEAM(ワンチーム)思考』(講談社刊)を発売したじママとのスペシャル対談が実現!
本とメディア、著者と読者をつなぎ、数々の本をヒットさせてきた「伝え方のプロ」である黒田さんに、時間がない子育て世代の私たちが“成果を出す”方法を教わりました。
スキマ時間の活用方法やコツコツ頑張ることが大切な「わらしべ長者理論」、子どものやる気を引き出す「トム・ソーヤー理論」など、忙しい共働き夫婦でも今日からすぐに取り入れられるヒントが盛りだくさんです!
じママ「黒田さんのご著書『非効率思考』を読ませていただきました。私自身、営業する立場なので、参考になることがたくさんありました。ご著書には、『同時進行のタスクが多く、朝から夜まで時間がいくらあっても足りない』と書かれていましたが、まさに子育て世代のママたちの悩みベスト3に入るのが“時間がない”です。でも、時間がなくてもやりたいことができる人もいるし、できない人もいます。その違いはなんでしょうか?」
黒田さん「時間がないのはすべての人の悩みですよね。僕が一番意識しているのは、スキマ時間を徹底的に埋めることです。たとえば、洗濯物を畳みながら英語の音源を聴くとか、お湯が沸くまでの5分間だけ超集中してメールを返すとか。移動中もやっていますし、お風呂や寝る時間以外は何かやっています。僕は受信トレイを空っぽにするのが好きで、LINEも未読ゼロです」
じママ「未読ゼロですか! 私もです」
黒田さん「よくせっかちだと言われるんですが、せっかちって言い換えると『行動力がある』んですよね。考え込んで動けないのではなく、すぐに行動できる」
じママ「本当にそうですね。エレベーターにいる15秒の中でも営業しているという話を聞いた時に、すごいなって。15秒ですら無駄にしないのか、と思いました。やはり考えている人や行動している人は、秒単位で時間を大切にしているなと感じます」