米ABCの人気ドラマ『グレイズ・アナトミー』のシーズン7からシーズン17までレギュラーとして出演していたジャクソン・エイヴリー役のジェシー・ウィリアムズ。『グレアナ』降板後、Amazonの国際色豊かな新作ドラマ『Hotel Costiera(原題)』に主演する彼が、同作を選んだ経緯について語った。米Varietyが報じている。
『グレアナ』ジェシー・ウィリアムズ主演、ホテルが舞台のアクションドラマ予告編が到着
人気医療ドラマ『グレイズ・アナトミー』のジャクソン・エイヴリ …
フィクサーで探偵のイタリア系
全6話の『Hotel Costiera』でジェシーが演じるのは、イタリア系アメリカ人の元海兵隊員ダニエル・デ・ルカ。彼は、息を呑むほど美しいアマルフィ海岸のポジターノにあるホテル・コスティエラのフィクサー(トラブル処理係)として雇われることに。さらに、1ヵ月前に失踪したオーナーの娘アリスの行方を追う探偵としての役割も担うことになる。
主演だけでなく製作総指揮も務めるジェシーは、この作品に惹かれた理由について以下のように述べた。「初期段階では(脚本は)イタリア語として形になり、そこから英語に翻訳されました。これはプロデューサーのルカ・ベルナベイ(『ヴィオラ シチリア島のミステリー』)が考案し、アダム・バーンスタイン(『ベター・コール・ソウル』)が形にしたコアなコンセプトでした。私は資料を読み、アダムと会い、この作品の世界観に魅せられました。軍隊に身を捧げてきた男が、一からやり直さざるを得なくなるという設定に強く惹かれたんです」
さらに、イタリアを舞台として国際色豊かなキャストが集うインターナショナルな作品を次の作品に選んだことには、こう答えた。「当時、私はよりグローバルなものについて考えたいと思っていました。アメリカの国境を越えることにもともと興味があり、映画学校に通ったことが世界を見るレンズとなったのです。巨匠フェデリコ・フェリーニの映画を観ればイタリアのことが、韓国や日本の作品を見ればその地域の文化が、その国の映画を通じて学べます。アメリカ人は他文化を受け入れ、理解し、吸収する能力に必ずしも長けているわけではありませんから、『グレイズ・アナトミー』を長く続けた後は、やったことのないものに挑戦しようと思いました。ブロードウェイの舞台に立ち、インディーズ映画にも出てみてと、未経験の分野をすべて手当たり次第にやってみたんです。その流れで、国外の別の場所で何かを作ってみようと考えました」
「モンスター級のヒット作である『グレイズ・アナトミー』のおかげで、私は世界的な知名度を得ました。だから、ほかの地域でも影響力があるのです。私は昔から旅行が大好きで、旅を通して大きな世界が広がっていることを再認識できるのがたまらなく好きなのですが、アメリカの視聴者もそれに気づき始めていると思います。こうした流れの中で、字幕付きで異なる言語や文化に触れられる番組への需要が高まっていると感じます。韓国の『ペーパー・ハウス・コリア:統一通貨を奪え』や『イカゲーム』のように、爆発的な人気を博した作品も出てきており、これは非常に心強いことです。世界中の人々を繋ぐような作品にはとても勇気付けられます」
多様性を体現する自身のキャラクターについても、様々な面で役作りを行った。主人公が持つバックグラウンドをさりげなく作中で出せるかに留意し、イタリア語に関しても「語学の習得は苦手なので大変でした。素晴らしいコーチ陣のもと、ひたすら勉強したの。うまく話せた時は本当に楽しかったです。あと、スタッフ話全員がイタリア人だったのでたくさん教えてもらいました」と述べた。
『Hotel Costiera』は9月24日(水)に米国をはじめとしたAmazon Prime Video(アマゾンプライム)にて配信スタート。(海外ドラマNAVI)
例外は1つだけ!『グレイズ・アナトミー』エピソードタイトルのルールとは?
先月シーズン22更新が決まった長寿ドラマ『グレイズ・アナトミ …
参考元:米Variety