登壇した、のん(撮影・小渕 日向子)
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女優ののん(32)が24日に都内で行われた映画「てっぺんの向こうにあなたがいる」(監督阪本順治、10月31日公開)の完成披露試写会に出席。主演の吉永小百合(80)とのエピソードを語った。
日本を代表する偉大な女性登山家・田部井淳子の実話をもとにした同作。エベレスト女性初登頂から、晩年の闘病、余命宣告を受けながらも亡くなる直前まで山に登り続けた勇壮な生涯を描く。
吉永演じる主人公・多部純子の青年期を演じたのん。モデルとなった田部井さん、吉永の面影を表現するように心がけ演じ切った。
クランクアップの日。現場を訪れた吉永から激励を受けたという。「吉永小百合さんがお一人でいらっしゃってくださって、現場の皆が、テンションが上がって報われた気持ちになって、かっこいいって感動しました」といい、「お疲れさまってハグしてくださって。チョコレートをくださったんですけど、もうそのチョコレートが格別においしくて、本当に幸せでした」と無邪気な笑顔を浮かべた。
のんとほほ笑みあった吉永は「ずっと前から行きたいと思ってたんですけれども、どうしても東京でやらなきゃならないことがあって行かれない。でも、最後に雪が降って大変だって言うことを教えてくれて、何としてもと思って、新幹線に一人で飛び乗って行きました」と当時の状況を説明。「皆さんでしてるところを見て、もう胸が熱くなりました」と声を震わせた。
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