芳根京子が主演し、高橋海人が共演する『君の顔では泣けない』(11月14日公開)から新たな場面写真が到着した。

【写真を見る】物語の重要な舞台となる喫茶店「異邦人」。陸とまなみは近況報告のため1年に1回、7月の第3土曜日に待ち合わせすることを決める【写真を見る】物語の重要な舞台となる喫茶店「異邦人」。陸とまなみは近況報告のため1年に1回、7月の第3土曜日に待ち合わせすることを決める[c]2025「君の顔では泣けない」製作委員会

本作は小説家の君嶋彼方にとってデビュー作となった同名小説を『決戦は日曜日』(22)の坂下雄一郎による脚本、監督で実写化。物語の始まりは、高校1年生の夏。プールに一緒に落ちたことがきっかけで、心と体が入れ替わってしまった坂平陸と水村まなみ。これはなにかの間違い、と元に戻ることを信じその方法を模索し奔走する。しかし、誰にも言えない秘密を抱えた陸とまなみは、15年経っても元には戻ることができなかった。人生の転機を入れ替わったまま経験していく2人。しかし30歳の夏、まなみは「元に戻る方法がわかったかも」と陸に告げる。

入れ替わったことをなかなか受け入れられないまま馴染めず、不器用でありながらも誠実に生きようとする主人公の坂平陸を芳根が演じ、水村まなみ役を高橋が演じる。さらに、今後の活躍に期待が高まる西川愛莉と武市尚士が高校生時代の陸とまなみをフレッシュな魅力で表現。そして話題沸騰の注目俳優、中沢元紀、前原滉、林裕太がそれぞれ入れ替わる2人に密接に関わるキーパーソンを演じる。また大塚寧々、赤堀雅秋、片岡礼子、山中崇が陸とまなみの両親役として物語を支えている。

このたび解禁となったのは、本作においてキーとなる喫茶店「異邦人」での、芳根演じる陸と、高橋演じるまなみ、そして西川と武市が演じる高校生の陸とまなみの姿を捉えた場面写真。高校1年生の夏に入れ替わってから、高校を卒業しそれぞれの道を歩むことになる陸とまなみ。高校在学中は近況をノートにつづり、それを密かに交換することで互いの情報を共有していたが、大学以降は頻繁に会うこと自体も難しくなっていく。そんな2人は、近況報告のため1年に1回、7月の第3土曜日に同じ喫茶店「異邦人」で待ち合わせをしようと決める。入れ替わった日から、秘密を共有する2人とって、そこは“本当の自分”に戻ることができる唯一無二の待ち合わせ場所になっていく。お互いの人生を歩む2人にとって、お互いの人生の話をする「異邦人」での第三土曜日は、かけがえのない時間。ただの友達ではない、運命共同体ともいえる2人の複雑な想いを重ね合う笑顔のハイタッチも、どこかせつなさを感じさせる。

第38回東京国際映画祭ガラ・セレクション部門正式出品も決定し、公開に向けてさらなる盛り上がりを見せる本作。実力派キャストが紡ぐ新たな“男女入れ替わり”を映画館で見守ってほしい。

文/スズキヒロシ

※高橋海人の「高」は「はしご高」が正式表記

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