荒川静香さん
Photo By スポニチ

 トリノ五輪フィギュアスケート女子で金メダルの荒川静香さん(43)が、6日放送のTBS系「ジョブチューンSP」(後7・25)に出演し、競技をめぐる金銭事情を解説した。

 番組では「世界一のアスリート大集合」と称し、五輪や世界大会で頂点に立ったアスリートたちが、頂点に立つために自らに課していた驚きのルールや知られざる裏事情を告白した。

 タレント藤本美貴から出た疑問は、習うためにかかる諸費用。荒川さんはまずレッスン代について、「1カ月のレッスン代が、初心者だったらこのくらいというのが、1万円とか2万円とかから始まるから、そんなに高い感じがしてないところから始まる」と説明した。しかし、「レッスンを受ける時間が長くなってくると、それだけお金がかかっていったり」と、コーチの“残業代”も発生するという。

 リンクの貸し切りも高額なイメージだ。荒川さんが「個人貸し切りで取ったりすると、1時間で4万とか5万とか。(年間で)100万円くらいはリンク代だけでもかかる」と明かすと、スタジオからは悲鳴が上がった。

 スケート靴は「1足20万くらい」で、体の成長や、レベルアップに応じて買い替える必要があるという。さらに華やかな衣装もピンキリ。「1着2、3万の既製の衣装もあれば、私が最高額で聞いた話では、150万とかもっと超える人も聞いたことがある」と明かし、「私はないです、そこまで(高額なものは)」と付け加えた。

 競技に出るためには、演目や振り付けが必要だが、これも高額だという。「ショートとフリーとあって、フリーの方が長いんですけど、フリーは150万円くらい」。さらに、振り付けが気に入らないと「作り替える人もいる」といい、「だいたい1シーズンで1曲。1曲で済めばいいなと祈りながら…」と振り返っていた。

続きを表示

Leave A Reply