人生のホラー映画ベスト3 -オズグッド・パーキンス編-(『THE MONKEY ザ・モンキー』監督)

映画関係者・著名人の皆さんにホラー映画のオールタイムベスト3作品をうかがっていく「ホラー通信」恒例企画です。

今回は、今年3月公開の『ロングレッグス』を手掛け、“猿のおもちゃ”が突然の死をもたらすホラー映画『THE MONKEY ザ・モンキー』が現在公開中のオズグッド・パーキンス監督にお伺いしました。

人生のホラー映画ベスト3 オズグッド・パーキンス編

・『イレイザーヘッド』(1977) 監督:デヴィッド・リンチ
・『狼の時刻』(1968) 監督:イングマール・ベルイマン
・『赤い影』(1973) 監督:ニコラス・ローグ

<コメント>
まずは『イレイザーヘッド』。作品独自の言語を創り出していて、最初に観たときには意味が分からなくても、自分に子供ができるとすぐにその意味が分かる。そういう作品だと思います。

それから……イングマール・ベルイマンの『狼の時刻』。緊張状態にある人間関係を鮮やかに描いていて、ビジュアル的にも美しく、ベルイマン特有の辛辣なユーモアが込められているところが好きですね。

そしてニコラス・ローグの『赤い影』。これも独自の言語やルールが構築されている作品ですね。作品自体が恐怖の対象になるような、あるいは作品自体が取り憑かれているような感覚を覚えます。こういった、それそのものが生命体となって脈打っているような映画を作るのはとても難しいことです。

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『THE MONKEY ザ・モンキー』公開中
映画公式サイト:https://movies.kadokawa.co.jp/themonkey/

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