<浅草演芸ホール9月下席 夜の部>漫談を披露する林家ペー。衣装の襟の部分には火事による焦げが…(撮影・河野 光希)
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 東京都北区赤羽北の自宅マンションで火災が発生した林家ペー(年齢非公表)が21日、東京・浅草演芸ホールで「9月下席夜の部」に出演した。

 火災後初めての舞台。登場すると長めの礼をし、大きな拍手に応えた。自宅にあった舞台衣装で唯一、焼失せずに残った右肩付近がすすけたピンクの衣装を着用してステージに立ち、観客に火災を報告。「今、話題の主でございます」と語り、笑いを誘った。

 終演後、妻の林家パー子(年齢非公表)とともに報道陣に対応した。夫妻で撮ってきた約2万枚の写真は「半分くらい水浸しでやられてしまった」と説明。ほかには、師匠の初代林家三平の形見分けのはかま、イチロー氏(51)からもらったユニホームが無事だったと明かした。

 出火原因については、パー子による仏壇の火の不始末ではなく、電気系統の漏電だと警察、消防から説明を受けたという。この日は出番前にマンションの全住人に謝罪行脚。消火活動で部屋が水浸しになった階下の住人に対しては「間に弁護士を入れて、リフォームなどの対応をしていく」とした。最後には「協会、関係者各位の方、ご心配と同時にお心遣いをいただき恐縮しきりです」と口にし、前を向いた。

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