ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.09.19 14:20

女優イ・ヨンエが、2000年代初頭に起きたカード大乱事態について、広告モデルとして責任を感じていると語った。

17日に放送されたMBC(文化放送)『孫石熙(ソン・ソッキ)の質問3』に出演したイ・ヨンエは、広告モデルとして活動してきた思いを明かした。大学生だった1990年に広告モデルとしてデビューしたイ・ヨンエは、チョコレートの広告に出演して認知度を大きく上げた。

孫石熙が「17年間で240本余りの広告を撮ったと聞いた。それが可能か計算してみたら、月に1本の割合で撮ったことになる」と驚くと、イ・ヨンエは「そうだ。広告モデルも俳優として出演する。広告に合うコンセプトに内容があるから、それに合わせて演技すると考えている」と語った。

しかし広告が負担に感じられるときもあったと告白した。イ・ヨンエは「自分自身を振り返ることになり、ときにはテレビの中の自分の顔が嫌になることもあった。だから広告を減らしたこともある」と打ち明けた。さらに「広告には副作用も多かった」として、クレジットカード大乱事態にも言及した。

1999年、政府が通貨危機克服のためにクレジットカードの発行を奨励したことをきっかけに始まった「クレジットカード大乱」は、無分別なカード発行により信用不良者が急増し、社会問題へと発展した。韓国のクレジットカード発行枚数は1999年の3900万枚から2002年には1億500万枚に急増し、これに伴い信用不良者も2001年に245万人、2003年には372万人にまで増えた。

イ・ヨンエは「信用不良者の社会現象がとても深刻だった」と振り返り、「多くの人が自ら命を絶ち、広告モデルを務めていた立場から、モデルとして責任感がないわけではないのだと感じた」と語った。さらに「ショックでもあり、胸が痛かった。やめると言った広告もいくつもあった」と打ち明けた。

イ・ヨンエは2008年に放送されたMBCスペシャル『私、イ・ヨンエ』でも同じようなことを語っている。当時イ・ヨンエは「カード会社のモデルとして活動していたとき、無差別なカード発行と使用で信用不良者が増えるのを見て多くのことを考えた。私の過ちではないが、多くの人々が苦しむのを見て、モデルの社会的役割について深く悩んだ。その後、広告撮影をするときは広告主に自分の意見を積極的に伝えている」と話したことがある。

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