公開日時 2025年09月19日 05:00

映画「生きがい IKIGAI」 能登の希望伝えたい 企画・脚本・監督の宮本亞門
映画「生きがい IKIGAI」の一場面(C)「生きがい/能登の声」フィルムパートナーズ

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琉球新報朝刊

 演出家の宮本亞門が企画・脚本・監督を務めた北陸能登復興支援映画「生きがい IKIGAI」の上映が那覇市牧志の桜坂劇場で始まった。13日、宮本が同劇場で行われた舞台あいさつに登壇し、映画に込めた思いを語った。
 2024年1月1日に発生した能登半島地震、9月の奥能登豪雨を描いた物語。宮本自身が、現地の人々からかけられた声をきっかけに誕生したという。撮影は全て被災地で行われ、作品に登場する民家なども実際に被災した家を使用した。宮本は「(映画では)大きな希望ではなく、ちょっとした希望を伝えたかった」と思いを語った。
 映画は26日まで桜坂劇場で公開中。映画撮影時に訪れた能登の「今」を映し出したドキュメンタリー「能登の声 The Voice of NOTO」も同時上映される。(與那原采恵)

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