サマリー:予定がぎっしり詰まった慌ただしい日々の中で、学習に時間を割くことは意外と難しい。そんな毎日を過ごす中でも1日1ページめくるだけで、自身を問い直し、重点課題を見つけ、あなたが成長するきっかけを与えてくれる… もっと見るのが、書籍『リーダーを支える365の言葉』だ。本連載では、同書から珠玉の一節をご紹介していく。今回は、リーダーの睡眠不足が本人のみならず、部下にも悪影響を与えることを説いた、ワシントン大学フォスタースクール・オブ・ビジネス教授のクリストファー M. バーンズによる論文「リーダーの睡眠は組織の業績を左右する」の一節を紹介する。 閉じる
予定がぎっしり詰まった慌ただしい日々の中で、学習に時間を割くことは意外と難しい。そんな毎日を過ごす中でも1日1ページめくるだけで、自身を問い直し、重点課題を見つけ、あなたが成長するきっかけを与えてくれるのが、書籍『ハーバード・ビジネス・レビューが贈る リーダーを支える365の言葉』だ。本連載では、同書から珠玉の一節をご紹介していく。
今回は、リーダーの睡眠不足が本人のみならず、部下にも悪影響を与えることを説いた、ワシントン大学フォスタースクール・オブ・ビジネス教授のクリストファー M. バーンズによる論文「リーダーの睡眠は組織の業績を左右する」の一節を紹介する。
リーダーには睡眠が必要
睡眠不足になると、判断力、自制心、創造性が低下する。せっかちになり、イライラしやすく、反抗的になりやすい。インディアナ大学とワシントン大学の研究者によれば、疲労は部下との関係にも害を及ぼすが、そのことに気づいていないリーダーが多い。
睡眠不足のリーダーの部下は、仕事に対する意欲が低く、モラルに反した行動を取りやすい。要するに、あなたが疲れを取らないと、チーム全体がその代償を払わされることになる。もっと睡眠を取るには、いかに疲労が自分だけでなく、部下にもダメージを与えるかを考えよう。
あなたの睡眠習慣は、チームに良い影響と悪い影響のどちらを与えているだろうか。
「リーダーの睡眠は組織の業績を左右する」
クリストファー M. バーンズ
参考論文「リーダーの睡眠は組織の業績を左右する」とは
睡眠の重要性は近年、広く認知されてきている。睡眠が不十分だと、判断力が鈍り、自己制御が利かなくなり、創造性が低下してしまう。実は、悪影響は個人に留まらない。筆者の研究によれば、リーダーが睡眠不足だと、当人のパフォーマンスだけでなく、いろいろな形で部下の仕事の成果も損なうことが判明した。
論文「リーダーの睡眠は組織の業績を左右する」では、この点を明らかにするとともに、解決策を提示している。
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