TBSの日曜劇場で2023年4月期に放送された連続ドラマ「ラストマン -全盲の捜査官-」の劇場版となる『映画ラストマン -FIRST LOVE-』(12月公開)。このたび、全盲のFBI捜査官、皆実広見(福山雅治)の“初恋の人”役として宮沢りえの出演が発表された。
【写真を見る】皆実が大学時代にアメリカで出会った初恋の人、ナギサ[c]2025映画「ラストマン」製作委員会
本作は、福山演じる全盲のFBI捜査官、皆実と、大泉洋演じる孤高の刑事、護道心太朗が凸凹バディを組んで難事件を解決していく、新時代の痛快バディドラマ。皆実は過去のある事故がきっかけで両目の視力を失いながらも、FBIで“事件を必ず終わらせる最後の切り札=ラストマン”と呼ばれ、数々の事件を解決してきた凄腕の特別捜査官。そして交換留学生としてアメリカからやってきた皆実のアテンド役を命じられたのが、犯人逮捕のためには手段を選ばない孤高の刑事、心太朗だ。肩書も性格もまったく異なる2人だったが、徐々に力を合わせて事件を解決する“無敵のバディ”に。さらにドラマ後半では皆実と心太朗の過去の因縁が明らかになり、2人が実の兄弟だったという衝撃の事実が判明。その悲しくも感動的なラストに、視聴者からは絶賛の声が寄せられた。
先日解禁された特報映像で明かされた、皆実の“初恋の人“の存在。無敵のバディが挑む、事件の鍵を握る人物として注目を集めていたが、このたび、皆実の“初恋の人”=ナギサ・イワノワ役を宮沢が演じていることが明らかに。日本アカデミー賞最優秀主演女優賞をはじめ数々の映画賞を受賞した、日本を代表する女優が物語の重要な役どころを担う。
宮沢演じるナギサは、大学時代にアメリカで皆実と出会った彼の初恋の人。ナギサ役のキャスティングについて、東仲プロデューサーは「ナギサは主人公、皆実の初恋の人で、いまの皆実にとってかけがえのない存在です。連続ドラマでは若いころの皆実がアメリカへ行ってからどのような生活を送っていたのかといった、彼のバックボーンをそこまで深く描いていませんでした。続編では皆実の過去が垣間見えるような物語を作りたいと福山さんからもアイデアをいただき、そこを一番大きな軸として映画のプロットを重ねていくなかで、皆実が初めて愛した人の存在がどんどん大きくなっていきました。描かれていない皆実との時間、そしてその後のナギサの人生を感じられるような、複雑な芝居と、存在感を纏える方と考えた時に、宮沢さんしかいないと思い、ダメもとでオファーさせていただきました」とオファーの理由を語る。
宮沢は本作への参加について「多くの方に愛されている作品のシリーズに参加させていただくのは、不安や緊張もありましたが、福山さんと大泉さん、お2人の最強のバディ感の魅力に惹かれ参加させていただきました」とコメント。また「壮大なスケールのアクションは、初めて台本を読みながら、とてもワクワクしました。そして、そこに生まれる人間の、深い愛や葛藤も見どころだと思います。ぜひ、劇場のスクリーンで楽しんでいただきたいと思います」と、映画ならではのスケール感と、新たなキャストも加わり紡がれるストーリー展開に、自信と期待を滲ませた。
まだまだ謎多き女性、ナギサ・イワノワ。皆実とナギサの過去になにがあったのか?彼女が巻き込まれた事件とは?そして、皆実は彼女を守り抜くことができるのか。北の大地で繰り広げられる、無敵バディの新たな物語の、さらなる続報に期待が高まる。
文/サンクレイオ翼