2025年9月17日
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鑑賞方法:映画館
女子高生の中山蒼は映画同好会のたった1人の部員で、敬愛する人は同郷で高校の大先輩の笠智衆だった。
夏の日の放課後、蒼は部室でボロボロの脚本を見つけ、この脚本は何?誰がどんな気持ちで書いたんだろう?と妄想を膨らませていった。
高校卒業後の進路を周りからとやかく言われ憂鬱な日々の蒼は、ラジオから流れてきた徳永英明の曲レイニーブルーを聴き、私は何やってるんだろう?と考えるようになった。
ぎくしゃくする父との関係、味方か敵かよくわからない学校の先生、癖のあるクラスメイトたち。
笠智衆生誕の地である玉名で、17歳の蒼の日常、そして感情の揺れを描いた作品。
現役女子高生が監督・脚本・主演を務めた、というだけで興味津々。
画面が突如飛び、何だったんだ、と思うシーンが多くて考えさせられた。高校生の頃って明るい未来も見えるし、そうはいかないとも思えて、思考があっちへ飛び、こっちに飛び、となるよなぁ、と思って観てた。
監督補の人と揉めてて、撮影した映像を提供してもらえないなど、気の毒な面も有るようだし、もっと違う映像を挟みたかったのかもしれないとも思ったが、それは不明。
いずれにせよ、劇中で映画監督の過激なセリフなど、高校生の書いた脚本とは思えないほど素晴らしいところも有った。
そして、高校生の時しか書けない脚本だったかもしれない。
そう考えると、細切れシーンも演出なのかも、とも思えた。
また、高良健吾、中島瑠菜、など有名な俳優も出演してるし、笠智衆の孫の笠兼三にも出てもらってるし、凄いなぁと思った。
俳優としても美人じゃないが気になる、感じで良い演技だったと思う。
柳明日菜、注目していきたい。
それと、熊本のDenkikan、行ってみたいと思った。
レイニー ブルー