大沢たかお
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俳優の大沢たかお(57)が14日放送のフジテレビ「ボクらの時代」(日曜前7・00)に出演。「唯一のお茶飲み友だち」だという人物を明かした。
この日は映画「沈黙の艦隊 北極海大海戦」で共演した女優の上戸彩、プロデューサーの松橋真三氏とともに出演。上戸から「役作りとかでハードル高いところに行きすぎちゃってそれを超えないと、とかないですか?」と質問。大沢は「“もう超えられないかな”“ちょっと難しいかな”っていうふうに思うくらいじゃないと、自分がそこに果敢に挑むエネルギーが出てこなくて。“これってうまくいくのかな”っていう恐怖と隣り合わせにしながら作品を作った方がアイデアも出てくるし。想像もしなかったような表現になったり、計算では超えられないようなところに来ているなって毎回思うのが好きで」と話した。
「だからその『沈黙の艦隊』も、自分の中では最初の1で本当に、やりきることを全部やって。おかげさまでみんなに評価されて続編ってなった時に、何をしていいか分からなくて。かといって、何か新しいことやればいいとかっていうことではないから、じゃあ何があるんだろうってそこから、本当にゼロから考えるどころか、2作目っていつも思うけど、マイナスから始めなきゃいけないっていうか。もう1回目使った手は使えないから、平均点いくまでに本当に準備だけで1年ぐらいかかっちゃったりしちゃう。でもそれがまた快感になるっていう」と続けた。
上戸は「それは撮影していく中で見つけるんですか?それとももう入る前には?」と聞くと、「やっぱり現場に入ってからだと遅くて」と大沢。「そこから変更はいっぱいするんだけど、どうしたらこの海江田にサプライズしてくれたり、みんなが恐怖に慄いたりしてくれるのかなっていうのを、じーっと部屋で壁見て考えているみたいな」とした。
松橋氏が「いろんなアプローチが正解だったと思うんですけどね。結構たくさんお話させてもらって」と話すと、上戸は「それはなんか夜ご飯とか食べに行きながら?」と質問。
松橋氏は「お茶が多いですね」と笑顔。大沢も「悲しい…、僕の唯一のお茶飲み友達」と苦笑。「自分の本音でしゃべれるし、本音で夢を語れる人なんで。でもみんなが聞いたら笑っちゃうような夢も、一生懸命話して」と話した。
大沢は松橋氏について「多分現役でいられるのって数十年、特に体が動く役できるのって、そんな長くないと思っている中で、僕はたまたまその昔から松橋さんっていう人と知り合いで、命がけでやってみたいって思える作品を、やっぱ出会わせてくれたっていうのは、それだけでもう、これでもう終わってもいいやって思わせてくれる」とその存在の大きさを明かした。
作品で関わっていない時期もお茶をするそうで「やっぱり作品の話が多いですね。みんなが話すような“凄い面白かった”とか。自分も映画少年だったから、もともと見るのが好きで、やるよりも。もともとはチラシ集めで、僕が東京だったから上野とか池袋、新宿、銀座をずっと回って、ハリウッド映画のチラシを集めて、何冊も持ってたような子供だったから。それはまだ今もなんかどっかにいて、どうしてもあの時の感じで映画も行くし。だから“いや、あの映画、ここ面白かったですよね”とか話すのがもう凄く楽しい。そこは変わらないですね」とした。
上戸もそんな2人に「仕事仲間でもあり、友人でもあり。しかも大人になって、友だち関係になれるって、やっぱ特別ですよね。難しいですよね」と感心していた。
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